ストレスは「発散するだけ」では不調が続く理由 「溜まる→発散する」という行動パターンは危険

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ストレスは発散した「つもり」になっているだけのケースが多い(写真:プラナ/PIXTA)
ストレスが溜まり、メンタル不調に陥りそうなときはどうすればよいのでしょうか。カラオケで歌ったり、ひたすら寝たりすることでストレス発散を図っても、根本的な解決には至りません。本稿は『やってみたらわかった! 40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣』より、一部抜粋・再構成のうえ、メンタルを健康的に保つ方法について解説します。

睡眠・運動不足はメンタルに悪影響を及ぼす

私たちは「心は心」「身体は身体」と分けて捉えがちですが、心と身体は深くつながっていて分けて考えることはできません。気分が落ち込みがちなときや、イライラするとき、感情のアップダウンが激しいときには、睡眠、運動、食事など身体の習慣が乱れていることが多いのです。

まず、睡眠不足が我々のメンタルに与える影響は大きく、仕事のパフォーマンスの悪化も招いてしまいます。睡眠が足りない状態だと意識に膜がかかったようになり、イライラして人の話をしっかり聞けなくなったり、読んでいる文章が頭に入らなくなったりします。そのような状況だと、重大な判断ミスを犯してしまうことも出てくるでしょう。

睡眠不足だと、目を覚まして起きていること自体にストレスを感じる状態になります。ストレスが強くなると自律神経が乱れ、ホルモンバランスが崩れ、落ち込みやすくイライラし、長期にわたるとうつにもつながっていきます。

運動の不足もメンタルに悪影響を及ぼします。定期的に運動をする習慣がある人と運動する習慣がない人では、ストレスに対する耐性が大きく異なります。筋トレや有酸素運動を行うと、エンドルフィンという快楽物質が分泌され、全身の血流も良くなることから、気持ちがリフレッシュされます。

さらに朝や日中に屋外で運動をして太陽の光を浴びることで、幸福ホルモンのひとつセロトニンが分泌されます。セロトニンは気持ちの充実、静かな幸福をもたらすホルモンで、夜になると代謝されてメラトニンという睡眠を促すホルモンが分泌され睡眠の質を上げてくれます。

また運動をすると身体が疲れるので深くぐっすり眠れるようになるのです。深く良質の睡眠をとることで成長ホルモンが大量に分泌され、気持ちがスッキリして爽やかに目覚めることができるようになります。

このように定期的に運動することでメンタルに良い効果が得られるのですが、現代に生きる我々は正反対の生活をしてしまいがちです。

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