そこで話題になっているのが、リカレント。社会に出てから自分が必要なタイミングで学び直すことで、キャリアアップやキャリアチェンジにつながる可能性が広がります。
年金受給が始まる65歳を過ぎても働き続け、少しでも不足分を賄うことができれば、その分貯蓄を取り崩さずに済みますよね。
スキルやキャリアをサポート「教育訓練給付制度」
そこでご紹介したいのが給付金をもらいながら新しいキャリアをサポートする「教育訓練給付制度」です。雇用保険やハローワークで、キャリアアップの訓練を受ける人への補助をしてくれる制度のことで、雇用保険の被保険者(離職後は1年以内まで)なら、誰でも受けられます。
国が人生100年時代を見据えて、手に職となるスキルを身に付けたい、新しいキャリアを習得したい人をサポートする制度なので、対象となる講座を受講し、資格を取得するなどの条件を満たすと、受講費用の一定割合が給付されます。対象となる講座は約1万4000講座。オンラインや夜間、土日に受講できるものもあるので、働きながら資格取得を目指すことができます。
この教育訓練制度には、雇用の安定、就職の推進を支援する「一般教育訓練給付」、速やかな再就職、早期のキャリア形成を支援する「特定一般教育訓練給付」、中期的なキャリア形成を支援する「専門実践教育訓練給付」の3つがありますので、受給資格の有無や手続きについては、居住地のハローワークで確認しましょう。
ちなみに、ユーキャンで50代の人気上位10位に入っている「登録販売者」「調剤薬局事務」「ファイナンシャルプランナー」「食生活アドバイザー®」「宅地建物取引士(宅建士)」「医療事務」の5つの講座も、「一般教育訓練給付」の対象です。給付金を受け取りながら自分の興味のある分野の資格取得を目指したり、定年後には職探しに有利な講座を探して、給付金を受け取り、かつ就職活動にも利用するなど、さまざまに一石二鳥な制度といえます。
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