スズキ新型「ジムニー5ドア」既存3ドアとの違い インドで初お披露目、赤のボディカラーも新鮮
道なき道を走破する本格派オフローダー、ジムニー。日本では現在新車の納車待ちが1年と言われているほど圧倒的な人気を誇る。
小さなボディで高い走破性を誇るからこそ、大型SUVが進めない、「ジムニーにしか行けない道がある」なんて言われるんだけれど、一方で小さいがゆえに、積載性にちょっぴり不満を抱く人もいるのではないだろうか。
そこに現れたのが、ジムニー史上初となる5ドアモデルだ。
ジムニーシエラの悪路走破性はそのままにボディを延伸。全長は3ドアと比べて+435mmの3985mmとなり、後部座席用のドアが備わって、ラゲッジも3ドアより広いはずだ。
確かに3ドアより全長は伸びたが、全幅1645mmはジムニーシエラと同じ。このサイズ感のSUVの中でも、やっぱり悪路走破性でジムニー5ドアは抜きんでている。
キャンプやアウトドアスポーツで使うなら、従来よりギアを2〜3つ増やせそうだし、家族で出掛ける際も後席ドアがあるから便利など、小さな英雄の5ドア化は魅力がいっぱい。
インドのほかアフリカや中南米などへ輸出もされるらしいが、ぜひ日本にも逆輸入してほしい!
クーペスタイルのコンパクトSUV「フロンクス」
ジムニー5ドアと一緒に発表されたのが、新型SUVの「フロンクス」だ。
全長3995mmとこちらも4mを切るコンパクトカーだが、全幅は1765mmとワイド感があり、しかもルーフは後ろに向かって傾斜した流行りのクーペSUVスタイルだ。
日本の「クロスビー」より大きく、「エスクード」より小さいというサイズ感。それでクーペSUVスタイルって、日本ではトヨタの「ヤリスクロス」(全長4180mm)くらいしか見当たらない。
ヤリスクロスは大ヒットしているから、フロンクスも日本で人気になるんじゃない?なんて思うけれど、こちらも今のところインドと、アフリカや中南米などへ輸出される予定のみ。