安河内:今日はよろしくお願いします。さて、Kaoriさんの存在をまだ知らない方もいらっしゃると思うので、簡単に自己紹介をお願いします。
Kaori:はい。本人調べではございますが、日本人女性でただひとり、英語を駆使するスタンダップコメディアンです。日本人男性だと何人かいるんですが、同性には一度も出会ったことがないんです、ホントに。あと、日本のかっこよさを海外に伝えるCool Japanのキャンペーンのお手伝いもさせていただいているので、Cool Japan comedianとも勝手に名乗っております。シアトル、ワシントンDC、ニューヨークなどアメリカ各地で公演をしたり、マレーシアのテレビ番組「Asia’s Got Talent」にも今年の2月に出演しました。この4月はワシントンDC、フィラデルフィア、ニューヨークでの公演を予定しています。ニューヨークではソロショーもやることになっています!
安河内:ワールドワイドに活躍されていますねー。アメリカの公演でスタンダップコメディーをやっている動画をYoutubeで見せてもらいました。
Kaori:ワシントンDCのサクラ祭りのときのですね。サクラ祭りは、かなり規模が大きくて、期間中15万人も見物客がやってくるんです。イベントもたくさんあって会場もいくつかあるんですが、ペンシルバニア会場という一番大きなステージでやらせてもらいました。 数百名がすし詰め状態で。会場に入れなくて外から聞いてくれたお客さんもいたそうです。別のステージですが、今年もMCを務めることになっています。
アメリカ人が見ても、日本人が見ても面白い!
安河内:お客さんは、ほとんどアメリカ人のようでした。受けてましたねえ〜。
Kaori:はい。びっくりするほど。お客さんが日本好きというもあってひいき目に見てくれていたというのもあるでしょう。ただ、日本のザ・トラディショナルは見飽きているところに新鮮に映ったのが好反応につながったのかなとは思っています。彼らが慣れ親しんだスタンダップコメディというスタイルの中に、今もっとも関心のある日本のアニメとかセーラー服といったファッション、ウォシュレットといったテクノロジーっぽいネタを取り入れたのがよかったのかなと。
安河内:アメリカ人が見ても、日本人が見ても面白いですよ。古くはエディー・マーフィー、スティーブ・マーティン、もう少し最近ではクリス・ロックなど、アメリカで人気のスタンダップのコメディアンってたくさんいますよね。でも正直、彼らのスタンダップは、機関銃トークに加えて時事ネタや人種に関するジョークなど、アメリカ人しかわからないような笑いが多い。普通の日本人には理解不能なことが多々あります。その中でKaoriさんのスタンダップは、英語も明快だし、日本の文化が笑いのベースになっているから日本人にもわかりやすい。それでいて、アメリカ人にも受け入れられる。すばらしいです!
Kaori:Thank you so much!
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