家で勉強するなら「リビング」を東大生が勧める訳 環境を変えて新しい「ルーティン」を作る

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同じように、学校や職場は仕事する場所というイメージがあり、自分以外の人も勉強したり仕事をしたりしているので、そこで活動することは「習慣化」されています。もう無意識的に勉強も仕事もできるわけです。

しかし、家での仕事はルーティンができていません。家は「休む場所」としてのイメージがあり、それで自分の中でイメージが固定されてしまっている場合が多いです。だから、仕事をする場所・勉強をする場所としてのルーティンができていないのです。

「風呂場で勉強しろ」と言われてもたいていの人はできないことでしょう。なぜならそれは風呂場では風呂に入るのがルーティンになっているからです。ところが、1週間繰り返すと「ここに腰をかけて、ここで本を開いて……」とルーティンができて、自然とできるようになっていきます。

東大生がリビングや廊下で勉強する理由

さて、東大生はどうやって家での勉強習慣をつけていたのでしょうか。

いちばん多くの人が実践していた方法は、部屋ではなくリビングや廊下で勉強するというものです。部屋というのはもう「休む場所」というイメージがあり、休むルーティンができてしまっています。長年培ってきたそのルーティンを壊すのは時間がかかってしまいます。そこで、まだルーティンがない場所で習慣を作ってしまうというわけです。

東大生の多くはリビングで親や兄弟が何か違うことをしている中で勉強していたという場合が多いです。人から見られているということによる緊張感もありますし、そこで勉強する習慣を作ることは部屋よりも何倍も楽なわけです。

僕も、部屋での勉強よりもリビングでの勉強のほうがはかどる場合が多いので、家族が外出しているときはいつもリビングで勉強していました。

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