映画「アバター」に込められたディズニーの期待 2023年には「100周年」、話題作も続々登場する
ウォルト・ディズニーが、兄のロイとともにウォルト・ディズニー・カンパニーを設立してから、今年は100年という節目の年となる。
アニメーションの制作会社としてスタートしたディズニーだが、現在では実写映画、メディア、動画配信サービス、ストア、ゲーム、テーマパーク、パーク&リゾートなど幅広いビジネスで相互展開を図りながら、多角的に事業を展開している。
そこで、ウォルト・ディズニー・ジャパンのバイスプレジデント&ゼネラルマネージャーとして、日本におけるディズニー、ピクサー、マーベル、ルーカスフィルム、そして20世紀スタジオのライブ・アクションとアニメーションの全映画作品に関する配給とマーケティングを統括し、さらに、コーポレートブランド、フランチャイズ・マーケティングを指揮している目黒敦氏に今年の展開、および現在公開中の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に関連したプロジェクトなどについても聞いた。
洋画の超大作公開が相次いだ22年
――昨年は、『トップガン マーヴェリック』を筆頭に、洋画の話題作、超大作が次々と公開され、ヒットを記録しました。その締めくくりとしてウォルト・ディズニー・ジャパン配給の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』も公開されたわけですが、2022年の興行を振り返ってみていかがでしたか?
昨年はおっしゃる通り、洋画らしいブロックバスタームービーが次々と公開されました。劇場で体験したいと思わせる大作がヒットを記録したのが、業界的には大きかったです。
日本では、アニメーションをはじめとした邦画が好調だったので、映画興行界全体としての落ち込みがそれほどでもなかったですし、やはり邦画と洋画の両方がヒットして初めて映画界が盛り上がるので、2022年はすごく良い年だったと思います。
映画興行がグローバルで回復基調にある中、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が、コロナ禍の次のページを示す作品になったと確信しています。
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