映画「アバター」に込められたディズニーの期待 2023年には「100周年」、話題作も続々登場する
我々にできることは、この作品のすばらしさを素直にお客様に伝えていくこと。そしてこの後にも続編が2年ごとにリリースされていきます。
すでに3の撮影も終わっていますし、4の撮影も半分くらいは進んでいます。そして5の脚本も完成しています。これは日本の作品に例えると大河ドラマのようなもので、今後も2024年、2026年、2028年と、サリー家とともに突っ走りたいなと思っております。
――1月27日より、2週間限定で、大学生・専門学生を対象とした割引キャンペーンを行いました。やはり2009年の前作を知る年齢層の観客はもちろんのこと、今回初めて『アバター』を体験する若い層をいかにして取り込むかが鍵ということですね。
『アバター』の公開から10年以上が経っており、特に若い世代でまだ見たことがない方が多いというのが実感としてもありました。今はコンテンツを楽しめる手段が多岐にわたり、特に若者は動画配信サービスに慣れているのではないでしょうか。
そんな中でもぜひ、映画館に足を運んでいただき、この素晴らしい映像体験をしていただきたいですね。
自然環境を考えるプロジェクトも
――映画の公開に先駆けて行われた「Keep Our Oceans Amazing(わたしたちの素晴らしい海を未来に残そう)」というプロジェクトについてお聞かせください。こちらはどういったところから進められたのでしょうか?(注:バーチャルの世界に広がるパンドラの海「バーチャル・パンドラ・オーシャン」に、「アバター」をモチーフにした自分だけのクリーチャーを1体作ると、自然保護団体ザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)に5ドルが寄付されるというプロジェクト。最大100万ドル(約1億3900万円)の寄付を目指すとしていた。特設サイトでは2023年7月31日まで『アバター』をモチーフにした自分だけの海の生き物(クリーチャー)を作ることができる。)
今回の「Keep Our Oceans Amazing」というのはグローバルな試みですが、この海に囲まれた日本にはとてもマッチしたプロジェクトです。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が、自然環境について考えるきっかけになればと思っています。
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