1日2時間練習で「全国優勝」ホワイト部活の実態 東福岡高校が花園で優勝、藤田監督の指導方法

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現在50歳。15歳からラグビーに人生を捧げてきた藤田さんを、高校の後輩で長年付き合いのある上杉愼二コーチは「ガキ大将がそのまま大人になった感じ」と笑い、「部員が筋の通らないことをすると厳しく指導するけど、普段はとてもフランク。何にでも柔軟に対応し、いいと思うことは何でもやってみるところがすごい」と敬意を表する。

藤田さんの今の目標は「まずは花園で2連覇すること」。ただし、そこで終わらないのが藤田さんらしさ。

ラグビーを通して、リーダーになれる人を育てたい

「僕がラグビーというスポーツを通してやっているのは、人間づくり。部員の成長を感じられることが真のやりがいです。ぜひリーダーになれる人間を育てたい。小さなグループでも会社でも地域でも社会でも、例えば災害やコロナ禍など厳しい状況にあっても、自ら考え行動し引っ張ってくれるリーダーの存在は大きい。ラグビーを通して、そんな人が育ってくれるといいなと考えています」。

永遠のガキ大将は目の前の勝利から部員の人生、さらに社会のことまで見据えて、これからも進化していく。

佐々木 恵美 フリーライター・エディター

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ささき えみ / Emi Sasaki

福岡市出身。九州大学教育学部を卒業後、ロンドン・東京・福岡にて、女性誌や新聞、Web、国連や行政機関の報告書などの制作に携わる。特にインタビューが好きで、著名人や経営者をはじめ、様々な人たちを取材。

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