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電気やガスが届かない、ウクライナ「極寒の日常」 前線近くの街に住む日本人が見た人々の暮らし

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自宅の地下倉庫にベッドを作り、避難所にしているリナさん。支援団体が設置したまきストーブで暖をとる。照明がないためヘッドランプが欠かせない。 1月26日 ザポリージャ州オリエホブ(写真:筆者撮影)

この日の最低気温は氷点下4度。木製の簡易扉から吹き込む風を気にしながらリナ・デュートーニクさん(53歳)は団体が設置していたストーブで暖をとっていた。6畳ほどのスペースに2台のベッドと棚がある。食材用の棚には食用油や缶詰などが少しだけ残っていた。

リナさんはヘッドランプをつけたまま、こう話す。

「私は今も街の市場でサラダを作って働いています。何より大切なのは、どうやって生き残るか考えることでしょう。(第2次世界大戦中の)レニングラード封鎖のときにも生き残った人がいたのですから」

外で撮影をしていたときに軍用機が飛来する音が聞こえ、ボランティアのメンバーとともに一時、軒下へ避難した。メンバーのアルシニー(41歳)はこう話す。

「ロシア軍が膠着状態だったオリエホブに近い村に攻め入った、との情報も流れた。一方、占領された地域の真ん中で戦っているパルチザン(民兵)の友人もいる。侵攻から1年が近づく今、彼らの戦いに期待しているところだ」

今週、久しぶりに雪が積もったザポリージャ。戦況をリアルタイムで伝えるアプリ「LiveUAMap」によると、1月31日オリエホブで2箇所、砲撃が確認されている。雪とミサイルの音に身を縮めながら過ごしているリナたちは、次の支援物資が届く日を指折り数えて待っている。

尾崎孝史氏によるウクライナのレポート。過去一覧はこちら

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