篠崎愛「サテライトオフィスCM」が関心引いた証拠 テレビCM、40~50代男性がネット検索で熱心に調べた

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サテライトオフィス イメージキャラクターの篠崎愛さん
タレントのダンスが企業の成長の鍵!?(画像:サテライトオフィス公式サイト)
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「(中略)♪サーテ ライトオフィス、サテライトオフィス、さて、サテライト、オフィス」

「クラウドってどうするの?」と声を上げる中年のビジネスマンに対して、女優・グラビアアイドル・YouTuberなど多才な活躍を見せるタレントの篠崎愛さんがビジネススーツに身を包み、民謡「おおブレネリ」のメロディーに合わせて踊りながら歌う。テレワークに欠かせないクラウドサービスの導入支援を行う「サテライトオフィス」のCMだ。テレビで見かけたことがあり、記憶に残っているという人も少なくないだろう。

テレビCMの効果は「GRP(広告出稿回数ごとの視聴率を足した数値)」や、広告認知・ブランド認知などの調査データなどで測られることが多かったが、最近はテレビCM放映中のブランド名や商品名での指名検索数の変動を測り、視聴者の動きを把握しようとする「指名検索」という手法もある。

この「指名検索」をさらに掘り下げたのが「指名検索スコア」。指名検索スコアとは、CM放映の前後数分間に増えた指名検索数をCMのインプレッション数で割ったスコアのことで、理論上はこのスコアが高いほどCMによってブランド名がより効果的に検索されたことになる。

2022年9月のCM効果ランキング上位はコロナ関連

今回は2022年9月に放映されたテレビCMにおける「指名検索スコア」を、筆者が所属するノバセルが提供する、あらゆるテレビCMの効果を可視化する「ノバセルトレンド」で調べてみた。

なお、指名検索数は検索エンジン側で指数化したものを使用し、インターネットに接続しているテレビでのCM接触率から全世帯での表示回数を概算した数字をインプレッション数とした。

まず、2022年9月にテレビで放映されたCMの指名検索スコアランキングを見てみよう。

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