篠崎愛「サテライトオフィスCM」が関心引いた証拠 テレビCM、40~50代男性がネット検索で熱心に調べた
大企業ほど認知の進んでいない企業がBtoBの商品・サービスを訴求する場合、認知とともに信頼感を獲得しようとする傾向がある。テレビCMを放映するにはテレビ局による審査に通る必要があり、テレビCMを放映すること自体で一定の信頼感が担保されるからだ。
加えて有名タレントを起用すればより高い認知と信頼感が得られそうなものだが、単に著名人を起用したテレビCMを放映すれば高い効果が得られるというわけではない。重要なのはターゲットとの相性がいいタレントの起用で、サテライトオフィスはその点で他社に差をつけた可能性が高い。
ターゲット層と起用タレントのファン層が一致
CM放映前後に「サテライトオフィス」でワード検索した人の属性を調べたところ、男女の比率は7:3で男性のほうが多いことがわかった。年代を見てみると40代と50代が51%を占めるので、最も多く検索しているのは中年男性ということだ。
サテライトオフィスはクラウドサービス導入支援のほかにセミナーも実施しているため、サービス導入の決裁権を持つ層、あるいは利用に不安を持つ層が検索していると考えられる。
他方、「篠崎愛」でワード検索した人の属性は男性が8割、年代は40代と50代を合わせて51%。「サテライトオフィス」でワード検索した属性との相性がきわめていいことがわかる。
さらに、検索者が「サテライトオフィス」を検索した前後に検索していたワードを調べてみると、予想どおり「篠崎愛」が圧倒的に多く、つづいて「サテライトオフィスとは」「サテライトオフィス CM 女優」が多く見られた。
現在、サテライトオフィスの公式YouTubeチャンネルでは、歌編、カフェ編を見ることはできないが、アップされているCM動画「サテライトオフィス2022年CM動画(15)サッカー編」(2022年7月10日配信)の再生数は350万回を超えている。篠崎愛さんの存在が検索数を牽引していることは間違いない。
篠崎愛さんとオフィスシーンの意外なマッチング、サービス名を歌って踊りながら伝える印象的な演出など、さまざま要素がうまく作用して大きな効果を引き出すことに成功したCMだと言える。
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