持ち運べる空気清浄機CMがグンと注目された訳 コロナ禍での外出欲求を刺激した「テレビCM効果」

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AirDog mini
自動車の車内や外出先の室内に持ち運べる空気清浄機に注目が集まった理由とは? (画像:AirDog mini ホームページ)
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「GRP(広告出稿回数ごとの視聴率を足した数値)」や、広告認知・ブランド認知などの調査データなどで測られることが多かったテレビCMの効果。そんな従来の指標とは異なるアプローチで最近、注目されるようになったのが「指名検索」だ。テレビCM放映中のブランド名や商品名での指名検索数の変動を測り、視聴者の動きを把握しようとする手法である。

この「指名検索」をさらに掘り下げたのが「指名検索スコア」。CM放映の前後数分間に増えた指名検索数をCMのインプレッション数で割った数値のことで、理論上はこの指名検索スコアが高いほどCMによってブランド名がより効果的に検索されたことになる。

具体例として、今回は2022年8月に放映されたテレビCMにおける「指名検索スコア」を、筆者が所属するノバセルが提供する、あらゆるテレビCMの効果を可視化する「ノバセルトレンド」で調べてみた。

7月6位だったテレビCMが8月1位に

2022年8月にテレビで放映されたCMの指名検索スコアランキングを見てみよう。

(外部配信先ではランキングやグラフ、図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

2022年8月 テレビCM指名検索スコアランキング ノバセルトレンド

今回取り上げるのは、1位のトゥーコネクトの「Airdog(エアドッグ)」のCM。7月のランキングでは6位だったのが、わずか1カ月で大幅に順位を上げている。

トゥーコネクトは高性能空気清浄機を手がける家電メーカーで、主力製品はウイルスより細かい0.0146μmの微細粒子も除去するという触れ込みの「Airdog」。今回のCMでは「Airdog」をペットボトルサイズにした、持ち運べる「Airdog mini」を訴求している。

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