ゴルフ・ヴァリアントTDIに乗ってわかった凄み ディーゼルのワゴン、広く扱いやすく使い勝手もいい

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BMWは3シリーズと5シリーズにツーリングなるステーションワゴンをラインナップ。ボルボにも、V60とV90という「エステート」があって、人気がそれなりに高いそうだ。

日本車では、SUBARUが熱心だ。レヴォーグや、レガシィアウトバックは人気が高い。

マツダはマツダ6ワゴン、トヨタはカローラツーリングとカローラフィールダーのみ。カローラツーリングは街中でよく見かけるものの、欧州勢と比べると、ややヤル気がないと思ってしまう(失礼!)。

個人的には、ステーションワゴンは、セダンとともに、そろそろ復権の時期が来てもいいんじゃないかと思っている。

なにしろ、いま若い人がセダンを見て、なにこれ新鮮なカタチ!と言うんだそうだ。

荷室や後席空間も余裕あり

話をゴルフ・ヴァリアントTDIに戻そう。

「クラス最大級」とフォルクスワーゲンジャパンがうたう611リッターもの大容量荷室。通常のゴルフハッチバックの380リッターと大きな差がある。

キャンプでも。ゴルフをはじめ、スノーあるいはマリンといったスポーツに行く場面でも、よきパートナーになってくれるだろう。

4640ミリの全長に対して2670ミリと長めのホイールベースをもつ。それを生かして、室内には余裕がある。

ゴルフ・ヴァリアントTDI
後席も余裕がある

後席空間も意外なほど広々としている。175センチの私でも、レッグルームとヘッドルームともに、スペースは十分。

ダッシュボードは液晶モニターで、車種によってはヘッドアップディスプレイが標準でそなわる。いちいち視線を落とさず、速度など情報が確認できるので、これはたいへん便利。

「We Connect」というモバイルオンラインサービスも標準装備。いわゆるコネクティビティ性もそなえ、日常的に使うのに多方面で便利そう。

ゴルフ・ヴァリアントTDIのラインナップは、2リッターディーゼルエンジンに7段ツインクラッチ変速機を組み合わせた前輪駆動は共通。

バリエーションは、「Active Basic」(374万9000円)、「Active Advance」(433万2000円)、それに「Style」(436万8000円)と、タイヤサイズや内装や装備などに応じて設定されている。

加えて、スポーツサスペンション、専用ロードホイール、専用スポーツシート、専用エクステリアなどをもつ「R-Line」(441万6000円)もラインナップされている。

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小川 フミオ モータージャーナリスト

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おがわ ふみお / Fumio Ogawa

慶應義塾大学文学部卒。複数の自動車誌やグルメ誌の編集長を歴任。そのあとフリーランスとして、クルマ、グルメ、デザイン、ホテルなどライフスタイル全般を手がける。寄稿媒体は週刊誌や月刊誌などの雑誌と新聞社やライフスタイル誌のウェブサイト中心。

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