郷ひろみ、時代に「必死にしがみついてきた」境地 変わらないでいるから、変わり者と評価される

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──「変わらない」と時代に取り残されてしまうのですね?

:時代は昭和から平成、そして令和へ、またアナログからデジタルへと変化していく現状に、僕は必死にしがみついているのです。その姿勢は、ずっと変わらない。逆に、“あの頃”にとどまったままだと「変わり者」と評価されてしまうと思います。

──なるほど。

:僕は運動を定期的にしているのですが、そこで学んだことが多いですね。人間は年齢を重ねると水分量が減ってしまい、体が硬くなり、けがなどをしやすくなる。体と同様に精神も柔軟性が大切なのではと。変化を恐れない気持ちも鍛えることができたのかなって。

週3のトレーニングと食事管理

──どういう運動をされてますか?

:主にトレーニングですね。週に3回は必ず。

(写真:大平晋也)

──インスタグラムでは「#ボクトレ」でフィットネス動画を投稿されて、話題ですよね。

:実際に、僕がやっているメニューはかなりハードで、トレーナーさんから「同じ年代の人では無理」と言われるものなのですけど。そこでは、皆さんでも簡単に続けられるものを紹介していますね。

──トレーニングは週3が理想ですか?

:僕の場合は、ですよ。あまりにもムキムキになってしまうと、衣装が似合わなくなるので(笑)。20〜30代の頃は、今のようにジムも少なかったし、メニューを考えてくれるトレーナーさんの数も少なかったこともあり、ただやみくもに鍛えていただけでしたが(笑)。ちなみに、当時は珍しがられましたが、サプリメントもアメリカで購入して摂取していました。

──そうすると食事の管理も当時から?

:20代の頃は、エネルギーの消費量がすごいですからね。どんなものを食べても消化できるので、何も考えていなかったかも。そもそもトレーニングは、きれいな体になりたいとか、モテたいとか、そういう不純な目的で始めたものなので(笑)。

──郷さんがモテたいとは(笑)! 今はどんな食事管理をされていますか?

:トレーニングを続けるうちにいつの間にか、体のことを考え始めて、遅い時間に食事をしないとか、暴飲暴食をしないとかになりましたね。

──糖質とか脂質とか、気にされない?

:気にしないというか、今では目にしたり、口にした瞬間にどれくらいのカロリーがあるかがわかる。体重も、増減は感覚でわかるようになってきました。

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