「下+心」は下心じゃない!“奇妙な漢字"を紹介 「馬+鹿」「雲+龍」「エが4つ」はどう読めば?
この世には、普段あまり見かけることはない、奇妙な漢字が多数存在します。ビジュアル的に目立つグラフィカルなそれらの漢字は、どこかの辞書や書物にきっちりと載っているものです。杉岡幸徳著『奇妙な漢字』(ポプラ新書)より、いくつかご紹介します(前編)。
口部33画(36) 訓:おしゃべり 意味:おしゃべり
「口」を3つ並べた「品」は我々にも身近な漢字だが、さらに極限まで推し進めて、12個も積み重ねた漢字がこれである。
?部?画(84) 訓:たいと・だいと・おとど 意味:未詳
ほとんどの辞書には載っておらず、長い間実在さえ疑問視されてきた「幽霊文字」である。もっとも画数の多い漢字でもある。人名に使う。ただし、こういう名前の人が実在するという明晰な証拠はない。1960年代、ある証券会社に1人の男が現れ、こう書かれた名刺を差し出したという、極めて怪しい伝説が残っているだけだ。
下+心は下心なのか?
心部3画(7) 音:トク・トウ 意味:心がむなしい
「下心」である。なんだかいかがわしい字だが、意味は「心がむなしい」だから、できすぎている。
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