「下+心」は下心じゃない!“奇妙な漢字"を紹介 「馬+鹿」「雲+龍」「エが4つ」はどう読めば?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
てん

工部9画(12) 音:テン 意味:明らかにする
誰でも「エエエエ!」と読んでしまうのではないだろうか。要するに、4人の「工」(細工人)が集まっている姿である。

けん

馬部1画(11) 音:ケン 訓:いっさいのうま 意味:1歳の馬

「1歳の馬」を意味する漢字。わざわざそんなものを表現するために、漢字が作られているのである。字としては、「馬」に「一」を組み合わせただけだ。

「立体感がありすぎる」漢字

きょく

凵部9画(11) 音:キョク 訓:ま-がる 意味:曲がる。音楽作品

妙に立体的な字で、全体が浮き上がって見える。まるでエッシャーのだまし絵のようだ。これは「曲」と同字である。

きょう

臣部6画(12) 音:キョウ・コウ 意味:そむく

「臣」が互いに背中を向けあっているので「そむく」。明快である。

ゆう

部39画(43) 音:ユウ・ウ 意味:園。庭

これは気持ち悪い。まるで「菌」が大量発生しているように見える。集合恐怖症の人には戦慄ものだろう。もっとも意味は「園」だから、木が大量に生えているところを表現しているのだろう。

えん

邑部0画(7) 音:エン 訓:くに・むら 意味:国。村

シュールだ。「邑」(ゆう:国の意味)という字を鏡に映し、反転させている。こういう逆向きの鏡文。字にはときどき出くわす。意味は「邑」と反対になるかというとそうではなく、邑と同じ「国、村」である。

次ページ馬+鹿はやっぱりアレなのか?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事