安倍首相、千葉の自民女性県議はゼロですか? なぜ統一地方選で有権者離れが進むのか

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統一地方選を前に結束する自民党。4年に1度の大事な選挙だが、有権者の関心が薄いのはなぜか(写真:Natsuki Sakai/アフロ)

統一地方選挙のシーズンだ。

4年に一度の周期で、4月にやってくる。今年は、12日に前半の県レベル、26日の後半で市区町村関係の選挙が行われる。大阪市のような政令指定都市の場合は、県単位にくくられるので前半になる。

なぜ地方で一斉に選挙が行われるのか

「政治家」の任期は、参議院議員が6年、衆議院議員は4年とはなっているが、衆議院には解散があるので最近の在任期間は平均して3年くらいではないだろうか。

これら国会議員以外のその他の“選良”たちの任期は、知事であろうが市区町村のどの自治体の長であろうが、それから、都道府県の議会議員であろうが市区町村の議会議員であろうが、任期はすべて4年だ。これらを「政治家」と区別し「地方議員」と総称する。

1947年に日本国憲法が施行されることを受け、日本全体で一斉に首長や地方議会議員の公選が行われた。それでも、この時点でいくつかは足並みがそろわなかったが、その後も同時に選挙を行うことで、国民の選挙意識が高まるという理由から、全国で選挙を統一する工夫がなされてきた。平成の町村合併では任期を短縮して調整したり、衆参の補欠選挙を4月の第4日曜日にしているのもその一つだ。

今年の場合、都道府県議会議員選挙は、47都道府県の中、44道府県で選挙が行われ、政令指定都市の市議会議員選挙も20市中17市で行われる。国民の一大イベントだ。逆に病気や転身、汚職などが理由で辞職が頻発する知事や市長などの首長の選挙は、都道府県知事レベルで47のうち、わずかに10道県と少ない。

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