お金に困りたくない人に読んでほしいお薦め3冊 マネーリテラシーを学べば人生は豊かになる

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ただし、すべての借金が悪いわけではないようです。「悪い借金」と「いい借金」を見分けるポイントは、「計算が立つかどうか」。ある時間に対してある金額のお金を支払うことが、結果として合理的に判断できる場合、「いい借金」で、個人の場合、それにあたるのが奨学金だそうです。

たとえば、大学生が時給1100円でアルバイトをすれば1時間で1100円を稼ぐことができます。ところが、大学を卒業して就職すれば、数年後には平均年収500万円程度のサラリーマンになることができます。年間250日の労働で1日8時間とすれば時給換算で2500円です。つまり、学生が2時間以上働く必要がある金額を、大学卒業後には1時間で稼げるようになります。

効率よくお金を稼げることがある程度確実にわかる場合、計算できる合理的な「いい借金」といえる可能性が充分にあるのです。

このように、お金について知っておきたいことをわかりやすくまとめた内容。そのため、いろいろ役立ってくれそうです。

Points
・お金とは「感謝のしるし」である
・借金には「いい借金」と「悪い借金」がある
・「計算が立つ借金」は将来的に自分にとってプラスになる
(129ページより)

 

『3分でわかる! お金「超」入門』(加納敏彦著、きずな出版)

お金の入門書は数あれど、多くは内容が難しいものばかり。そのため結局は、漠然とした不安を解消できないという方も少なくないはず。お金の専門家(ファイナンシャルプランナー/コーチ)である著者も、そのことが気になっていたといいます。そこで本書では、お金について「いますぐできる」対策を、わかりやすさを重視しながら紹介しているのです。

先行き不透明な時代だからこそ収入源を増やす

著者は、稼ぎ方(収入源)を複数に分ける「お金のセパレート・メソッド」を取り入れることをすすめています。なぜなら、先行き不透明なこれからの時代は、稼ぎ方(収入源)がひとつだとリスクが高くなるから。その収入源がなくなってしまったら、収入が一気にゼロになってしまうことを防ぐのが、「お金のセパレート・メソッド」なのです。

ここでは、第2章「副業・起業で収入アップ これからの『お金の稼ぎ方』」から、副業に関して押さえておきたいポイントを抜き出してみましょう。

次ページ「従業員」なら月に数万円の収入アップから
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事