なぜ日本人の「色彩感覚」は世界で賞賛されるのか 「春の色」ひとつとってもこんなに多彩

平安時代の女房装束における、配色のしきたりを「かさね色目(かさねいろめ)」と言う。薄い絹の衣を2枚重ねて着用することで、表と裏の色が重なり合い、重なった部分に新たな色が見て取れるため、ここでは「2色配色プラスワン」と名づけて紹介する(出所:『配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉』)
日本の感性「わびさび」
②わびさびに通じる、「ナチュラル配色」

(出所:『配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉』)

国宝の平等院・鳳凰堂の阿弥陀如来坐像からヒントを得た、繊細で温かな配色。冒頭で紹介した「季節の移り変わりとともに配色を変えたり、非常に繊細な色を使い分ける」ことは、日本人に共通する色彩感覚であると言える(出所:『配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉』)
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