プロが厳選!英語学習に役立つ「映画・ドラマ9選」 ファミリー向けや受験生、社会人向けなど紹介

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また、大人が実践的な英会話に応用できるネイティブ表現がちりばめられています。

愛が何かわからないと落ち込むアナに対するオラフのせりふ“That’s OK. I do. Love is putting someone else’s needs before yours. ”(訳:大丈夫、僕わかるよ。愛っていうのは、自分より人のことを大切に思うことだよ)の、 "put someone else's needs before yours"は、「AをBより優先する」というビジネスでもよく使われるフレーズを「put A before B」と簡単な単語で表現しています(幾嶋氏:慶応大学在学中にGlobeeを起業。TOEIC980点)。

ディズニー映画はスラングが少なく、日常会話に使うフレーズが網羅されているので、リスニング教材に打ってつけです。TOEICなど語学試験の学習者にもおすすめです(樋口大輔氏:Globee AI英語スクール<ABCEED ENGLISH>チーフコーチ。英検1級、TESOL <英語教授法>ディプロマ取得)。

英語のリズムを身に付けられる

『SING/シング』(原題: Sing)
英検:5~3級、TOEIC:~400点

さまざまな夢や事情を抱える個性的な動物たちが、倒産寸前の劇場が主催するオーディションに挑戦し、奮闘するミュージカルアニメ。

詳細を理解しようとすると難易度が高くなりますが、アニメーションであらすじをつかみやすいため、英語リスニング力に与える影響が大きいといわれている2歳から10歳の子どもの多聴用におすすめ。作中で洋楽が豊富に使用されており、英語のリズムを身に付けるのに最適です(田村凌氏:Globee コンテンツ開発マネージャー。TOEIC990点、英検1級、中高英語教諭一種免許状取得)。

『トイ・ストーリー』(原題:Toy Story)
英検:準2〜2級、TOEIC:~600点

子どもたちの大好きなおもちゃが、人間が見ていないときに動いたり話したりして冒険するファンタジー作品。1995年の第1作以来、現在まで4作品がリリースされています。

上の2作品に比べると単語数が多く、難易度が高くなりますが、おもちゃ側の主人公であるバズがコンプレックスに悩み、乗り越えていく過程で繰り広げられる会話が、小学校高学年から中学生の思春期の子どもに響くのではないでしょうか。登場キャラクターが多いため、大人数の会話に慣れることができます(樋口氏)。

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