ひとつめの超基本ワザは「『基本図形』を決める」ということです。
ものにはさまざまな形がありますが、立体的に絵を描くためには「基本的な構成要素」に当てはめることを意識します。
それは「球体、立方体、円柱、円すい」の4つです。この「基本図形」を、どのようにして実際の対象物に変化させればいいかを考えてみましょう。
「基本図形」から描いていけば何でも描ける
たとえば、「円柱」を当てはめれば、マグカップを描くことができます。マグカップのふちを「円柱」の中にある「楕円」のカーブから変化させていけばいいのです。
「立方体」を縦長に伸ばせば、ビルが立ち並ぶ景色を描くこともできますし、「円すい」の「カーブの線」を使って風になびく大きな旗なども描くことができます。
「球体」を描くときの「円」を顔や大きな耳に当てはめて、かわいいコアラを描くこともできます。
じつは、バラも「円柱」にある「楕円」を使えばきれいに描くことができます。
「楕円」を使ってボウルをひとつ描いたあと、「楕円」の中に「少し小さい楕円の4分の3」を描きます。そこから、外側へ向かって徐々に「楕円」を「らせん状」に広げていくのです。
らせん状になった部分は花びらのように見えて、きれいなバラが完成します。「楕円」からバラが描けるなんてすごいですよね。
どのようなものでも、4つの基本的な図形」に当てはめてみることを考えていけば、いままでよりもずっと「絵を描くこと」のハードルが低くなると思います。
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