部下に好かれない上司は相手を巻き込む力が弱い 「この人のためなら」と思われる会話の共通点

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優秀なリーダーは、普段から部下のいい部分をしっかりと観察し、記憶しています。

そんな人は、「待ってました」とばかりに、嬉々としてその部下の素敵な部分を人に紹介して話すことができるでしょう。

しかし、普段から部下のいいところを見る習慣を持っていないリーダーだと、しどろもどろになってしまい、結果として部下のいい部分をまったく伝えることができなくなってしまいます。

これはリーダーとしての価値を下げるだけでなく、その部下の自己重要感を下げてしまうことにつながってしまいます。

このようなシーンは思いのほか、いろんな場所でやってきます。

そうした場所で素敵な紹介ができるようになるために、有効な方法をお伝えしておきます。

それは、いつも手にしているメモ帳やスマートフォンに、部下の感動したエピソードを部下別でリストアップしておく、という方法です。

いいところリストにメモする習慣をつける

人の記憶は曖昧で、薄れやすいものです。

どんな感動もその場でつかまえておかないと、すぐに記憶の奥のほうに押しやられてしまいます。  

ですから優秀なリーダーは、常にその場で部下のいいところをメモする習慣を身につけています。

その部下がやった功績。

そのときの部下の気持ち。

その部下の言ったことでリーダー自身が感動した言葉。

いつも一緒にいる部下ですからその気になればいくらでも見つかるはずです。

「常にメモをする」、そう決めておくことで、いい面を見つけようとするアンテナが立つというメリットもあります。

部下の人数が多いリーダーは大変な作業になるかもしれませんが、コツをつかめばスムーズにリストを管理できるようになります。

特にいまの時代は、スマートフォンのメモ機能も充実しています。

〇〇くん、△△さん、とその人ごとにリストを分け、何かあったときにその人の項目にさらっとメモしておくだけで大丈夫です。

細かく何百字も書く必要はありません。

優秀なリーダーの観察眼は、こうした記録という面においても、とても細やかな精度を持っています。

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