日本一のホストが明かす「面倒な先輩」の対処法 20代前半のときに編み出した「裏技」とは?

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特に、僕が苦手としていた先輩は、着信画面に名前が表示されるだけで生命力が吸い取られる、吸血植物のごときの、超弩級のかまってちゃんでした。

超弩級のかまってちゃんは先手必勝

僕から連絡がないと、向こうからひっきりなしに電話がかかってきて、僕の大切な時間が奪われてしまいます。彼は、嫌われているかも? と不安で仕方なかったのかもしれません。

だから、その先輩の感情を先読みして、毎日決まった時間に「今日は何か用がありますか?」「体調はいかがですか? 元気ですか?」と、僕のほうからかまってちゃんの調子を確認するようにしたら、「今日は特に何もねえなあ」と、すんなり終わることが少なくなかったのです。しばらく続けると、連絡そのものがぱったりとやんだのです。逆に「降矢は面倒なヤツだな」と思ってもらえたのでしょうね(笑)。

多くの人から思われている鬱陶しい人って、当人自身が「どうせみんな、俺のことを厄介な人と思っているのだろう?」と、勝手に決めつけてふてくされているところがあります。それで、わざとぶっきら棒な態度や、周りが嫌だと思う言動を取ることが珍しくないのです。そういう意味では、周囲が面倒な人を作り上げていると言えるかもしれません。

超弩級のかまってちゃんよりも鬱陶しい人になることで、僕は問題を回避しましたが、基本的には、面倒な人から実害を被りたくなかったら、彼らの感情や思考を先読みして、こちらから歩み寄るだけでさまざまな問題の解決に繋がります。避けるのではなく、あえて距離を詰める。相手の気分を損ねることはまずありませんし、こちらから関心を示しているので、結果的に可愛がられることのほうが多いです。

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