日本一のホストが明かす「面倒な先輩」の対処法 20代前半のときに編み出した「裏技」とは?
飲みにケーションは忖度せずに!
ホストは“お酒”を飲むのが仕事であります。僕も3店舗のプロデューサーとして、仲間の士気を高めるために、飲み会を開催することもあります。もちろん組織で上下関係はありますが、オフの時間にも仕事の関係を持ち込まれたら、部下や後輩もツラい。
僕は飲み会では、最初に感謝の意を伝えたら、上下関係は壊すように意識しています。例えば、自由に帰宅していいルールにするときもあるし、仕事の話題はNGにすることもあります。それでも後輩や部下は僕に気を使っているはずなので、1時間だけ参加すると宣言して時間が経ったらお金を置いて帰ったり、会計をするためだけにお店へ行ったりすることもあります。
仕事の相談を持ち掛けられて一対一で飲みに行く場合は、まずは悩みに耳を傾ける。その後、後輩や部下が自分なりに結論を導き出すように、僕のこれまでの経験を伝えています。
でも、いますよね。飲み会でも権力を振りかざす先輩・上司……。そういう人ほど、飲みニケーションを重視し、しきりに「飲みに行こう」と誘ってきます。この場合も僕は先手必勝で、こちらから食事に誘うのが良策です。このときに大切なのは、まずは「苦手」という色眼鏡を外すことです。ニュートラルな心で、1時間から2時間くらい一緒に過ごしてみてください。それでも相性が悪いと感じるようなら、自分の意思をはっきりと表明しておきましょう。
「仕事をプライベートに持ち込みたくない」とか、「ワーク・ライフバランスは大切にしている」とか、場合によっては、仕事での飲み会などは苦手だということをはっきりと伝えてもいいでしょう。
昨今はコンプライアンスが厳しいですから、こちらから意思表示をしっかりしておけば、相手は下手に深く関わってこないでしょうし、「忖度せずに自分の意見を伝えられる人間」と印象付けることができれば、仮にあなたが仕事で自分の考えを伝えても不評を買うことはめったにありません。
大の大人が、一方的に会社や人間関係の不平不満を垂れ流すのは子供と何ら変わりません。ですが、まずはこちら側から歩み寄ることが肝心です。それでもダメならば、もうバッサリいくしかありません。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら