パックンが子どもに「80万円」クリスマスに渡す訳 子どもの頃から知っておくべきお金の感覚とは
ちなみに、80万円の投資資金をどこに投じるかは、基本的には子どもたちにまかせています。「先進国株がいいかな?」「新興国もこれから急成長するかも」なんて親子で話しながら、投資先を選んでいます。僕はあくまでアドバイスにとどめて、最後は子どもたちの判断にまかせています。
お金の話で、自分の考えややりたいことをシェアできる
こうやって親子で投資の話をしていると、自分のお金が社会とつながっている「社会の参加者」の実感を得ることに役立ちます。
子どもたちが投資している商品の中には、家族旅行で行った海外の企業も含まれています。だから、子どもたちは海外の友達のことなどを思い浮かべて、投資を通じてその国とつながっている気分になれるようです。まだ行ったことのない国にも投資で興味を持つこともあり、本当にいい教育になっていると思います。
もちろんジュニアNISAを使わなくても、お金の話は家族の中でできるはずです。
「お金の教育」と思うだけではなく、自分の考えややりたいことをシェアする場だと考えれば、節約や投資の意味も理解できます。そうすれば、家族という夢の実現に協力してくれる最強の仲間ができます。
なんだったら、食卓で『パックン式 お金の育て方』の朗読会でもやってもいいかもよ!
(構成/増田侑真)
本名:パトリック・ハーラン。芸人・東京工業大学非常勤講師。
1970年11月14日生まれ。アメリカ・コロラド州出身。93年ハーバード大学比較宗教学部卒業。同年来日。97年、吉田眞とお笑いコンビ「パックンマックン」を結成。NHK「英語でしゃべらナイト」「爆笑オンエアバトル」をはじめ、多くのテレビ番組に出演し、注目を集める。「AbemaPrime」「報道1930」でコメンテーターを務めるなど、報道番組にも多数出演。2012年10月より池上彰氏の推薦で東京工業大学の非常勤講師に就任。コミュニケーションと国際関係についての講義も行っている。二児のパパ。
25年以上の投資歴があり、金融教育の講師として全国各地で講演会も行っている。
最新刊の『お金の育て方』では、「生活保護」状態から「お金持ち」になるまでに身につけた、誰にでもマネできる、お金との付き合い方を詰め込んだ。
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