5代目プリウス「7年ぶり全面改良」に見えた超進化 「Hybrid Reborn」をかかげ冬に正式発表へ

✎ 1〜 ✎ 115 ✎ 116 ✎ 117 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

“プリウスらしさ”とは、先進性を感じさせるワンモーションのモノフォルムシルエットと、高効率のハイブリッドシステムのパッケージだ。そこに4代目からは、走りの良さも強調するようになっている。今回の5代目については、「『一目惚れするデザイン』と『虜にさせる走り』を兼ね備えたクルマを目指して開発を行いました」と言う。

外観は、プリウスならではのモノフォルムシルエットを継承しつつ、ワイド&ローなスタンスと19インチの大径タイヤを採用。ハンマーヘッドをモチーフとしたフロントに、薄型一文字のリヤコンビネーションランプを配したリヤデザインで先進性を引き立てる。

インテリアは、「アイランドアーキテクチャー」コンセプトにより、圧迫感のない広々とした空間と運転に集中しやすいコックピットを両立したという。

センターメーターを廃止し、インパネ上方にメーターを設置する(写真:トヨタ自動車)

インストルメントパネルとシートステッチをコーディネートしたことで、「スポーティでありながら新しい上質感を両立しています」と説明する。

先進性という部分では、トヨタ初採用の「イルミネーション通知システム」がある。アンビエントライトとして室内を彩るだけでなく、トヨタセーフティセンスと連動し、対象物を検知した際、アラームが鳴る前にイルミネーションの点滅でドライバーへ注意喚起するシステムだ。

プラグインハイブリッドも同時発進

4代目プリウスは、TNGAプラットフォーム採用の第1弾モデルとして登場したが、今回の5代目では第2世代TNGAプラットフォームへと進化。

ハイブリッドシステムに組み合わされるエンジンは、1.8リッターと2.0リッターの2種類に。2.0リッター車ではシステム最高出力144kW(193PS)と、従来型比1.6倍となり「スポーティに生まれ変わったプリウスにふさわしい動力性能を確保しています」される。4WDのE-Fourも継続設定。

ハイブリッドパワートレイン(写真:トヨタ自動車)

また、PHEV(プラグインハイブリッド)は、2.0リッターダイナミックフォースエンジンと高出力の駆動用リチウムイオンバッテリーの組み合わせに。従来型同等の低燃費を維持しつつ、164kW(223PS)ものシステム最高出力を達成した。0-100km/h加速は6.7秒と、電動車ならではの加速を示す。

次ページ「マイルームモード」で部屋のように
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事