5代目プリウス「7年ぶり全面改良」に見えた超進化 「Hybrid Reborn」をかかげ冬に正式発表へ

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PHEVとして重要なEV走行距離は、従来比で50%以上アップ。充電中にパワースイッチをオンにすることで、外部電源の電力を利用してエアコンやオーディオの使用が可能になる「マイルームモード」を設定。「もう1つの部屋のように車内で快適に過ごすことができる」というモードだ。

なお、先代では通常のプリウスと別の外観デザインが与えられていたプラグインハイブリッドモデル(プリウスPHV)だが、今回のモデルから外観は共通となる。これは、プラグインハイブリッドが身近な存在になった証左と言えるかもしれない。

先代プラグインハイブリッドモデル「プリウスPHV」(写真:トヨタ自動車)

その他、予防安全パッケージである「トヨタセーフティセンス」は、もちろん標準装備。トヨタセーフティセンスの単眼カメラと、電子インナーミラーの後方カメラを活用した、車載型のドライブレコーダーも設定される。「ノア」「ヴォクシー」などにも採用された、高度運転支援システム「アドバンストパーク(リモート機能付)」もプリウスとして初搭載。

また、アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)をセンターコンソール後端とラゲージルームの2カ所に設置。エンジンを始動せずにバッテリーだけで給電する「EV給電モード」、バッテリー残量が低下するとエンジンで発電する「HV給電モード」を利用できる。ドアガラスを閉じたまま外部給電を可能するアタッチメントが、ユニークだ。

外部給電アタッチメント(写真:トヨタ自動車)

PHEVモデルには、1年間で走行距離約1250km分に相当する電力を生み出すという、第2世代の「ソーラー充電システム」を装着することもできる。

「虜にさせる走り」も楽しみに

この新型プリウスの価格は……と言いたいところだが、価格やグレードについてはまた発表されていない。今回は、あくまでも世界初公開で、日本国内仕様の発表ではないのだ。インテリア写真が左ハンドルなのも、そのため。日本での発売は今冬、PHEVモデルは2023年春頃になるという。

国内仕様の詳細が発表され、実際に新型プリウスを目にできるのは、年明けの東京オートサロンになるだろうか。実車を見たときの印象もさることながら、トヨタの言う「虜にさせる走り」も大いに楽しみだ。

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木谷 宗義 自動車編集者

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きたに むねよし / Muneyoshi Kitani

1981年、神奈川県生まれ。大学卒業後、専門学校で編集を学び、2006年よりフリーランスの編集者/ライターとしてキャリアをスタート。取材・執筆、編集、ディレクション業務のほか、当初よりメディア運営に携わる。現在は自動車編集者として、初心者向けからマニア向けまで幅広く自動車コンテンツの制作やプロデュースを行う。type-e.inc代表取締役。

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