部下に「コレ明日までにやっておいてね」と仕事を依頼したところ、翌日に提出された内容はとてもお客様に渡せる内容ではなかった……。こんな経験はありませんか?
なぜこんなことが起こるのかよく考えてみると、その原因には「これぐらいはわかっていると思っていたのに……」「こんなこと、あうんの呼吸で理解していると思ったのに……」という上司の思い込みがあります。
つまり、依頼するときに、ちょっとしたコミュニケーションを怠っているのです。
あやふやな説明をしていないか?
たとえば仕事を部下に依頼するときの説明があやふや、もしくはざっと表面しかなぞっていないことがあるでしょう。「部下にそこまで話をしないと伝わらないものかな?」「そんなことまで話していたら日が暮れてしまう」と面倒だと思っている上司は多いでしょう。
ところが、そうではないのです。頼むときには、バカていねいに仕事を説明するほうが、かえって仕事の生産性が高まり、あとで起こる面倒なことがなくなります。
私たちは幼い頃から「あうんの呼吸」「目を見れば相手がわかる」ことがいいことだと教えられてきました。仕事についても同じです。社長、上司、先輩社員のひと言で「すべて理解する」ことが美徳とされています。
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