くりぃむ有田哲平がYouTubeで見つけた「新境地」 プロレスで登録者数17万人は「とんでもない数」

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福田:コメント欄で、「あのプロレスラーとコラボしてほしい」「ゲストに呼んでほしい」という声があります。聞き手も僕だけじゃなく、「ほかの人にも出てほしい」という意見もあります。確かに、僕ばっかりで申し訳ないという気持ちがあるし、僕自身もほかの聞き手の回を見たいなと思うこともある。

けれどこのチャンネルは、コラボもロケもなく、セットも変えず、僕と有田さんの2人でずっと同じことを続けていくのが逆にいいのかなと。ちょっと変化をつけたり、新しいことをやってみたりするより、あえて同じフォーマットのまま回を重ねるほうが合っている気がするので、今のまま続けていきたいですね。

観客と熱気ある会場をつくる、これからが楽しみ

──コロナはまだ油断がならないですが、興行をするのも難しかった状況を経て、大会によっては声を出しての観戦もできるようになっています。改めて、プロレスの魅力を実感したところはありますか?

有田:やっぱりありますね。当たり前のように、みんなが一斉に声を出して応援していたことは、本当にすばらしかったんだなと思います。棚橋弘至選手は、(歓声を受けて)涙を流していたくらいですから。

客席も、一席空けないといけなかったので、会場がスカスカでしたが、今はコロナ前と同じでギュウギュウなんです。こんなに混んでいるのは嫌だけど、でもうれしいよね、前はこうだったよね、と気づかされました。

プロレスでは、試合をするレスラーの方はもちろん、お客さんもみんなで声を出して、熱気ある会場をつくりあげているので、ようやくこれからですよね。どんどんプロレスが盛り上がっていくでしょうから、楽しみです。

(この記事の後編:「喋りの達人」くりぃむ有田哲平が明かす"超極意"
肥沼 和之 フリーライター・ジャーナリスト

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こえぬま かずゆき / Kazuyuki Koenuma

1980年東京都生まれ。ルポルタージュや報道系の記事を主に手掛ける。著書に『究極の愛について語るときに僕たちの語ること』(青月社)、『フリーライターとして稼いでいく方法、教えます。』(実務教育出版)。東京・新宿ゴールデン街の文壇バー「月に吠える」のオーナーでもある。ライフワークは愛の研究。

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