売上5倍!女子プロレス「スターダム」大躍進のワケ 新日本も率いるブシロード木谷社長に聞く(前編)

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2019年からの3年で売上高5倍に急成長を遂げた女子プロレス、スターダム。その成長の秘密とは?(写真提供:ブシロード)
女子プロレス界を牽引し、最も勢いがある団体といえばスターダムだろう。2011年に旗揚げし、グラビアアイドル愛川ゆず季の参戦や、当時の所属レスラー世志琥と安川惡斗の凄惨な試合が一般ニュースになるなど、良くも悪くも話題を集めてきた。
そうした中、2019年12月にスターダムを子会社化して経営に参画したのが、ブシロードだ。ブシロードは2012年から新日本プロレスを率い成長させてきた実績がある。実際、スターダムはブシロードグループに加わって以降、売り上げが5.5倍に拡大。選手たちの露出も増え、女子プロレスとしては数十年ぶりとなる日本武道館や大阪城ホールといった大舞台での興行も実現させた。
その背景にはどのような戦略があったのか? ブシロード社長兼会長の木谷高明氏に聞いた。
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なぜ、新日本に続いてスターダムなのか

――まずスターダムの子会社化を決めた経緯を教えてください。

プロレス界で、男子のマーケットは世界的に大きいけれど、女子はまだそれほどではありません。ただ、オリンピックをはじめとしたあらゆるスポーツの世界で、選手の男女比を同じにしようとする動きがある。その流れで、女子プロレスの市場もこれから成長するだろう、と思ったのがひとつです。

ジェンダーレスがさらに加速していくという予感もあります。(ブシロードグループの)新日本プロレスの興行に、基本的に女性は出場しません。けれど(男女が同じリングに上がることもある)アメリカのプロレスファンは、「どうして女子が出ないの?」と思うはず。日本でも、「どうして?」に変わるときが必ずくる、と考えました。

実際にスターダムを子会社化してから、新日本プロレスの大きな大会にスターダムの選手が出場していますし、「なぜ新日に女子が出るの?」という違和感もなくなっていると思います。

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