張本勲の「佐々木不登板批判」に募る強い違和感 投手に苦難強いる高校野球の日程も大問題だ
「ケガが怖かったら、スポーツはやめたほうがいい。」
張本勲氏が放ったひと言である。
最速162km/hの球速を誇る大船渡高校のエース・佐々木朗希投手が、岩手県大会の決勝に登板しないまま敗れた。
それを受けて7月28日(日)放送のTBS「サンデーモーニング」に出演した張本氏は「最近のスポーツでいちばん残念なこと」と切り出した。
「(佐々木投手は)予選で4回しか投げていない。450球くらい」
「去年の金足農・吉田は800球投げた」
決勝前日に129球投げた佐々木投手に対しても「それがどうした」「かつての大投手はみんなそうやってきた」と述べた。
そして「肩の故障を回避するため」と登板理由を明かした国保監督の決断にも、
「監督と佐々木投手だけのチームじゃない」「ナインはどう思うのか」と批判した。
「日本では投げて投げて力をつけるもの」
さらに、「監督はアメリカの独立リーグにいたから、肩は消耗品だと思っている」「日本では投げて投げて力をつけるもの」と得意の〝米国流への異論〟を展開した。
投球過多を懸念する声に対しては、「壊れても当然。ケガをするのはスポーツ選手の宿命」「痛くても投げさせるくらいの監督じゃないとダメ」とぶち上げた。
そして、冒頭の「ケガが怖かったら、スポーツはやめたほうがいい」へと続いたのである。
この発言が大炎上した。
ダルビッシュ有投手は「シェンロン(どんな願いも叶えてくれる『ドラゴンボール』の登場キャラクター)が一つ願い事を叶えてあげるって言ってきたら迷いなくこのコーナーを消してくださいと言う」とTwitterでつぶやくと瞬く間に12万のリツイートがされた。
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