50代の彼が年下女性を骨抜きにした「最強の武器」 横柄な経営者を変えたのは料理との出会い

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実際、バリキャリ女性であっても、以前は「仕事も家事もできなきゃダメ」という意識が男女とも根強く残っていました。しかし、今は「私は家事をする時間がありません」「料理も本当にできません」「いつも外で買ったお弁当を食べています」という女性も多い。「女性だから料理ができる、しなければならない」という意識は徐々に薄れてきているように感じます。

一方で、男性は料理ができないと選ばれない時代です。働く女性が多いのだから、妻が帰ってくるまでただ座って待っているような男性は婚活市場では避けられます。「男女の関係性が逆転した」というよりも、今や男も女もない。夫が早く帰れるときは夫が、妻が早く帰れるときは妻が料理をする。協力し合えるパートナーを探している人が多いのです。

コロナ禍以降、家で一緒に料理を作るデートもはやっています。若い世代は料理のできる男性が増えているので、調味料の情報を交換し合うなどして料理をきっかけに仲を深めていくカップルも多い。中年男性が婚活を勝ち抜くにはまず料理をがんばるといいでしょう。

デートにケーキを焼いてくるドイツ人男性

欧米では、学生時より寮に入るなどして自立が早い傾向があり、料理ができる男性は少なくないようです。以前、20代ドイツ人男性の会員さんがいましたが、彼はお見合いのときにいつもケーキを焼いて持っていっていました。幼い頃から台所でお手伝いをしていたそうです。

日本の場合は、お母さん世代、おばあちゃん世代が、男性が台所に立つことを嫌い、息子にはお手伝いよりも勉強、家事なんかやらなくていいからいい大学に行ってほしいという教育をする人が多かった。

婚活においても、男性側の高齢の親が「男に料理させる女とは結婚するな」と口出ししてくることがありました。そんな親世代であっても、コロナの活動自粛期間中に退屈して料理を始める男性が出てきたと聞きますから、時代は変わりましたね。

今は婚活では男女とも「料理好き」は「家庭的な人」と捉えられて大きな強みとなります。男女ともある程度料理ができることが求められる時代になっています。

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植草 美幸 恋愛・婚活アドバイザー、結婚相談所マリーミー代表

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うえくさ みゆき / Miyuki Uekusa

1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを設立。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。結婚相談業のほか、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など、アラサー・アラフォー男女を「幸せな結婚」に導くために幅広く活動中。『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『「良縁をつかむ人」だけが大切にしていること』(諏内えみさんとの共著、青春出版社)、『結婚の技術 (中央公論新社)、『モテ理論』(PHP文庫)など。

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