50代の彼が年下女性を骨抜きにした「最強の武器」 横柄な経営者を変えたのは料理との出会い

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お見合いのときの会話も変わりました。以前は女性に対して横柄。働く女性に対しては「なぜ女のくせに稼いでるの?」「そんなに稼げるなら男いらないじゃん」といった思考を持っていました。

しかし、料理をするようになってから、「仕事で忙しかったら料理する時間なんてないよね」「毎日大変だよね」と、女性を気遣い、寄り添う会話ができるようになりました。たまに自作の料理の写真を見せて「これ、なんの肉で作ったでしょーかっ?」なんてわけのわからない質問をしつこくしてフラれることもありましたが、総じて料理のレベルと婚活のレベルは同時に上がっていきました。

これからは妻に尽くしていきたい

そんな康平さんにマッチングした女性は、40代の会社経営者・綾さん(仮名)です。綾さんは当初、年下男性を希望していました。「年齢は30代、自身の年収1200万円よりも高いほうがいい」。バリキャリ女性に多いパターンです。これはマッチングが難しい。なぜなら、30代で1000万円超えの男性は20代女性を希望するからです。

綾さんは起業してそれほど年数が経っていないので、まだ新規取引先を開拓しなければなりません。毎日、帰宅時間が遅く、30代男性のために料理を作るどころではありません。

「綾さんは経営者として自分で十分稼いでいます。そんな綾さんを応援してくれて仕事に集中させてくれる家庭のほうが向いているのでは?」「綾さんを尊敬してくれる男性がいいと思いますよ」と、カウンセリングを重ね、綾さんも次第に変わっていきました。

こういった時、自分より年収の低い、年下の男性に目を向ける女性もいますが、若い男性だと「気を抜けない」という欠点もあります。いつもきれいでいなければならない、シワもシミも見せられない、体型も維持しなければならないという外見的なプレッシャーが強いのです。

次ページ康平さんは若い男性に比べて「気楽」
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