50代の彼が年下女性を骨抜きにした「最強の武器」 横柄な経営者を変えたのは料理との出会い

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一方で、康平さんは50代のいわゆる“オジサン”で気楽。年収は2500万円と希望条件にかなっている。会社を立ち上げた頃は夜も寝ずに仕事をしていた康平さんですが、今はお客さんがつき従業員もたくさんいるのでガツガツ働かず余裕がある。しかも料理好き。

なんだったらお弁当も持たせてくれるし、ホームパーティーを開いて綾さんの友人に料理を振る舞ってもくれる。さらには、仕事の人脈が豊富でビジネスの支援もしてくれる。綾さんにとってこんなに条件のいい男性はいません。

ご飯を食べさせ妻をサポートしたい

康平さんにとっても綾さんの存在はうれしい。康平さんは「もう今さら自分の子どもがほしいとは思わない。前の妻との間にできた子には、小さいときに何もしてやれずかわいそうなことをした。これからは、綾さんを娘のように思って尽くしてあげたい。綾さんの喜ぶ顔が見たい」と言っていました。ご飯を食べさせて、綾さんの会社が大きくなるようにサポートしてあげることが、康平さんの喜びなのです。

成婚退会が決まり、康平さんが挨拶に来ました。暑い夏のことでした。大きな紙袋を持っていたので、「それはなんですか?」と聞いたら、タッパーの上にたくさんの保冷剤。「昨晩、ローストビーフなどいろいろ作ったんです。今日これから彼女の家に行って2人で食べます」と笑顔。綾さんは「私、奥さんが見つかりました。たくさんのお給料も持ってくる奥さん」と喜んでいました。

結婚相談所では、女性はプロフィールに必ずといっていいほど「趣味は料理」と書きます。なぜかというと、「女性=料理ができる」という先入観がまだ抜けきらない男性が多いので、そう書いたほうが有利だからです。

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