20キロ減量!「ダイエット家計防衛術」の凄い中身 インフレ局面でも値段上昇していない食材を選ぶ

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価格があまり上昇しなかった食材は?(写真:midori_chan/PIXTA)
経済アナリストの森永康平氏は20kgの減量に成功。ダイエットの副産物として「家計防衛」もできたといいます。同氏の著書『大値上がり時代のスゴイお金戦略』から一部抜粋してお届けします。

2022年、円安に強かった商品

エネルギー価格や資源価格の高騰によって、私たちが毎日、口にする食品の価格も軒並み上昇しました。賃金が上がらないなかでモノの値段が上がってしまうと、なんとか安いものを買ったり、余計なものは買わないようにするなどの節約が重要になります。実際に食品価格の推移をグラフで見てみましょう。

新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年の後半から徐々に食品価格は上昇し続けています。生鮮野菜の価格は天候の要因を受けて変動しやすいため、グラフはジグザグしていますが、足元では明確に上昇傾向にあります。また、牛肉価格もベースラインと比較して上昇傾向を維持していますが、なかでも輸入している牛肉価格の上昇傾向は顕著です。これは燃料価格や飼料価格の上昇が転嫁されただけでなく、円安の影響で輸入価格が押し上げられた影響と考えます。

つぎに野菜価格の細かい内訳の価格推移を見ていきましょう。まず見てほしいのが小麦粉とコメの価格変動の推移です。小麦粉は価格が上昇傾向にあるのに対して、コメは逆に下落傾向にあります。小麦粉の価格が上昇している理由はエネルギー価格の上昇や円安などが影響していますが、やはりロシアによるウクライナ侵攻の影響もあります。

日本は小麦の多くを輸入に頼っていますが、その輸入元はアメリカ、カナダ、オーストラリアの3か国でほとんどを占めており、ロシアやウクライナは関係なさそうに見えます。しかし、これまでロシアやウクライナから小麦を輸入していた中東や北アフリカ諸国が国内需要を満たすために従来の輸入ルート以外から小麦を仕入れれば、当然その余波は日本が輸入していた小麦の価格にも影響を与えます。小麦粉の価格が上がると麵類やパン類、菓子類など幅広い品目の価格も上がります。

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