20キロ減量!「ダイエット家計防衛術」の凄い中身 インフレ局面でも値段上昇していない食材を選ぶ

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いわゆる三大栄養素(炭水化物、脂質、タンパク質)のバランスを考えながら、摂取カロリーを管理しようとすると、やはり出来合いのものを買うのではなく、材料を選びながら自炊するということになります。トレーニングの際に十分な栄養がないと、すでに身体についている筋肉を溶かすことになってしまうので、筆者は炭水化物はそれなりにとりました。そして、筋肉の素であるタンパク質も多めにとりました。その代わりに、脂質を抑えることで、摂取カロリーは低くなるように計算しました。

たとえば、イカとブロッコリーを茹でたものをオカズにご飯を食べたりするのですが、これは前述した通り、現在のインフレ局面でも比較的値段が上昇していない食材ばかりです。偶然かもしれませんが、筆者がカロリーと栄養素を考えながら作った献立はインフレ局面においても値段の上昇が緩やかなもの、または下落しているものが多かったように感じます。

そして、何よりも自炊していますから、1回の調理で多めに作っておき、それで3日ほど乗りきってしまうこともあるため、小規模ではありますが「規模の経済」のような効果がはたらきます。1食ごとにテイクアウトしたりデリバリーしていると、割高になってしまいますが、スーパーで「ファミリーパック」のようなかたちで大容量の食材が安売りされていたり、業務用のスーパーではキロ単位で冷凍野菜が買えますので、それらを一気に調理して数日分の食事にしてしまえば、1食あたりで換算する食費が非常に安くなるのです。

コロナ禍ほど健康管理に適した期間はない

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どうでしょうか。肥満が解消されて健康になるだけでなく、さらには家計防衛までできてしまう。こんなに素晴らしいことはないでしょう。コロナ太りという言葉があるように、コロナ禍で太ってしまったという方は相当数いると思いますが、筆者はまったく逆の考えをいまは持っています。コロナ禍ほど健康管理に適した期間はないということです。

お酒を飲まない筆者でさえ、コロナ前は毎日のように会食のスケジュールが入っていましたが、コロナ禍においてはほぼ毎日自宅で食事するようになりました。そのおかげで、カロリーも栄養もしっかりと管理下に置けています。しっかりと管理できているからこそ、意図的にスイーツを食べたり、脂っこいものを食べたりする日も設けることができています。ずっと我慢し続けるのは不可能ですからね。みなさんも家計と体調を管理して、どちらも健全なものにしていきましょう。

森永 康平 マネネCEO/経済アナリスト

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もりなが こうへい / Kohei Morinaga

証券会社や運用会社にてアナリスト、エコノミストとしてリサーチ業務に従事した後、複数金融機関にて外国株式事業やラップ運用事業を立ち上げる。業務範囲は海外に広がり、インドネシア、台湾、マレーシアなどアジア各国にて新規事業の立ち上げや法人設立を経験し、各法人のCEOおよび取締役を歴任。現在は法律事務所の顧問や、複数のベンチャー企業のCFOも兼任している。日本証券アナリスト協会検定会員。株式会社マネネTwitter

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