凝縮された乾物の栄養素! 買い物に行けない日も安心
「スーパーで立ち止まったことがない」という人が(きっと)多いのは乾物コーナーかもしれません。でもね、乾物って便利なんです。常温で長期間保存できるし、食材がぎゅうっと凝縮されていて、そのぶん味も濃い。干ししいたけやかつお節のように、だしにも使えるほどうまみ成分が強いものが多いんです。生とは違う香りや歯ざわりも魅力です。
でもこの本で強調したいのは、なんといっても栄養価。水分が飛んでいるせいで栄養素も凝縮されているので、グラム当たりの各栄養素の含有量は生の状態とはケタ違い。水でもどすことでそのぶん濃度は落ちるかもしれませんが、それでも生よりずっと多いのです。
紫外線に当たることで栄養価がふえるものもあります。その代表が干ししいたけです。ビタミンDが劇的に増加するのです。脳の機能向上にも、肌の健康にも、免疫を強くするためにも必要な栄養素。カルシウムを骨に定着させるので、骨粗しょう症予防にもなる重要なビタミンです。
干ししいたけのもどし汁からは、おいしいだしがとれますよね。中華料理に使われるきくらげも乾燥きのこの一種。こちらもおすすめです。