「減塩」ばかり選ぶ人が知らない、調味料の裏側 何故みそにビタミンB₂や酒精を添加するのか

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調味料の違いはほとんどが製造方法。商品の裏面から製法を確認して使い分けることがおすすめです(写真:kash*/PIXTA)
コロナ禍で自炊する回数が増え、食品の質や安全性に対する意識が高まった人も多いのではないでしょうか。
百貨店やスーパー向けの食品バイヤー業やアドバイザー業を行う岩城紀子氏の新刊『裏を見て「おいしい」を買う習慣』では、安心安全な商品を選ぶ際の視点や、家計の負担にならないように購入しながら日々の食卓を豊かにする方法を説いています。
本稿では、前回に続き、同書から一部を抜粋しお届けします。

塩の裏読み。製法を確認して使い分け

塩にもいろんな種類があり、「たったこれしか入っていないのに1200円?」というのもあれば、1キロで100円台というものもあります。その違いはというと、ほとんどが製造方法です。

裏面を見ましょう。「イオン膜、立窯」と書かれたものは、工場で作られたものです。海水から塩化ナトリウムを化学的に抽出する方法で作られています。代表的なものが精製塩、つまり食塩といわれるもので、99.5%が塩化ナトリウム。しっかりしょっぱいです。そして価格が安いです。

「天日」「天日、平窯」と書かれているのは、昔ながらの天日干しの手法を用いているものです。海水を塩田にくみ上げ、太陽の熱と風によって濃縮させて塩にしたものが「天日塩」です。メキシコやオーストラリアなどは、この手法で大規模な塩田を作っていますが、高温多湿の日本では大規模なものは作れません。国産の天日塩は非常に高額なのです。

天日だけで作るのは時間がかかるので、平窯で炊き上げる方法を併用しているものもあります。それが「天日、平窯」と表示されているものです。まず太陽の光で海水を濃縮させ、そのあと平窯で炊き上げて最終的にまた天日に干すという方法。これもかなり手間がかかります。

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