優秀なあの人が面接で落とされる本当の理由 あなたは「上から目線」になっていませんか
面接も同じです。あまりにできすぎたPRのエピソードは聞いていても面白みがありませんし、なによりつっこめません。相手がアドバイスやつっこみを言えるように、面接のシナリオを組み立てていくと、面接官にも「かわいいやつだな」という印象を残せます。志望動機や自己PRができすぎちゃったなというときは、「つっこみどころ」をつくってみましょう。
「いや、でも」のたった一言で落とされる
面接の場では、自説を切々と語って、面接官の反論を許さない就活生もいます。もし間違った時は、素直に謝る。これは、マイナスをゼロにするのではなく、プラスの印象も与えることを知っておくべきです。
筆者も、先日企画書や原稿の締め切りが重なってしまい、クオリティがイマイチの企画書をとあるクライアントに提出してしまいました。そこで筆者は、先に謝りました。
筆者「すいません、今回ちょっと手を抜いてしまいました!」
クライアント「本当だよ、ちゃんと考えてないでしょ」
筆者「ごめんなさい!明日までに書き直して提出します」
クライアント「わかった。それで大丈夫だからお願いね」
これで空気を険悪にすることなく、会議は次の話題に移りました。しかし、ここで手を抜いたことを認めていなければどうでしょう。でも相手はなんとなく今回の企画書がいつものようではないと感じている。クライアントはギャランティを支払っているわけですから、文句をいう権利があります。こういうときに僕がガタガタと「しかしですね……」などとゴネる権利はないのです。正しいとか正しくないとかじゃなくて、クライアントが違うと思ったら違うのです。
たとえば、カレーを食べに行ったらすごく辛かったのでお店に文句をいったら、「いやいや、辛くないですよ。インド人にとっては」といわれたらどう思いますか。「こんな辛いの食えるか!」って怒っているのに「インド人が、みんな食べているから大丈夫です」と言われたって、コミュニケーションが成り立たないですよね。
そこで「すいません、作り直します」っていえば、お客だって「ごめんね。もう1回作り直してくれる?」ってお願いできて、それですむ話です。
しかし、プライドが邪魔をしたりします。自分は正しいと思っていると「いや、でも……」と反論したくなるし、調子に乗っていると「いやいや、こんなもんですよ!」なんて失礼なことをいってしまって相手を不愉快にしてしまいます。
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