優秀なあの人が面接で落とされる本当の理由 あなたは「上から目線」になっていませんか

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テレビ業界では、「おまえ、うるさい。明日から来るな!」なんていわれて本当に仕事を失うことはよくあります。プロデューサーから「こうしてくれ」と言われているのに、「いや、それは面白くないと思います」とはっきりいってしまう人です。「面白いか」「面白くないか」はプロデューサーが決めることなのです。

料理人もそうです。先日しゃぶしゃぶのお店に行って、ゴマだれでお肉を食べていたら、店の大将が言いました。

「いや、それは塩で食べてもらわなきゃ」

筆者はそう言われましたが、ゴマだれで食べ続けました。味覚は人によって違います。僕はゴマだれでしゃぶしゃぶを食べるのが好きなんです。作り手のこだわりもわかりますが、やっぱり客が食べたいように食べるのを咎めるのはおかしい話です。

「つっこみどころを残す」を応用すると?

「つっこみどころを残しておく」

ビジネスの話から少しそれた余談ですが、デートのことを思い出してみましょう。デートのときは、遅刻はNG。これは世の中の常識です。しかし、あえていいます。デートは遅れて行きましょう。「野呂は何をいっているんだ?失礼じゃないか!」と怒られそうですが、やはり遅刻しましょう。

『なぜ一流の人は謝るのがうまいのか』(野呂エイシロウ著、SBクリエイティブ、1300円+税)。1日30回の「すいません!」で人生が変わる!仕事ができる一流の人は、「謝る」プロだった。『ザ! 鉄腕DASH!!』『奇跡体験アンビリバボー』で活躍の放送作家にして、「ソフトバンク」「ライフネット生命」「GROUPON」など国内外の一流経営者を間近でみてきた著者が明かす、できる人の人間関係のコツをまとめた1冊。購入はこちら

なぜ遅刻するのか。それで謝ることができるからです。そう、デートは謝罪からスタートすることがとても大切です。といっても、大きく遅刻するのはNG。オススメは5分です。

もし先方から「遅れそう」という連絡が入ったら、さらに遅れましょう。相手が待ち合わせの場所についたときにあなたの姿がなかったら「まだ来てない。あーよかった!」と喜ぶはずです。

遅刻することで相手が喜ぶシチュエーションをつくることができるのです。そして「ごめんごめん、遅れて」と見計らって登場しましょう。「私も今、来たところだから」と、相手に言わせてあげましょう。安心した空気で、その後を楽しむことができます。先方に「私だけが遅刻したのではない」という空気を演出してあげることが何よりも大切です。ただ、言うまでもありませんが、もちろん、採用面接に遅刻は厳禁です。

仕事でも恋愛でも上下関係のなかで、理不尽に感じることもあるでしょう。気持ちはよくわかります。しかしそれでも仕事をお願いした人に合わせる。面接であれば、面接官の意見を素直に受け入れる。その意識を持てば、あなたの成果はもっと大きくなるはずです。だまされたと思って、やってみてください。

野呂 エイシロウ 放送作家 戦略的PRコンサルタント

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のろ えいしろう / Noro Eishiro

1967年愛知県生まれ。中学生の頃からラジオに親しみ、「人が読みたくなる投稿」を追究した結果、「オールナイトニッポン」などで連日投稿が読まれるように。大学時代には学生マーケターとして、学生向け家電の企画立案・宣伝・PRに携わる。愛知工業大学卒業後、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』で放送作家デビュー。『ザ!鉄腕!DASH!!』『特命リサーチ200X』『奇跡体験!アンビリバボー』などの構成を担当。30歳で、戦略的PRコンサルタントの活動をスタート。テレビ番組作りのノウハウを生かし、数々の企業の商品・サービスを次々とヒットに導く。250社以上のコンサルティングを担当。

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