優秀なあの人が面接で落とされる本当の理由 あなたは「上から目線」になっていませんか
テレビ業界では、「おまえ、うるさい。明日から来るな!」なんていわれて本当に仕事を失うことはよくあります。プロデューサーから「こうしてくれ」と言われているのに、「いや、それは面白くないと思います」とはっきりいってしまう人です。「面白いか」「面白くないか」はプロデューサーが決めることなのです。
料理人もそうです。先日しゃぶしゃぶのお店に行って、ゴマだれでお肉を食べていたら、店の大将が言いました。
「いや、それは塩で食べてもらわなきゃ」
筆者はそう言われましたが、ゴマだれで食べ続けました。味覚は人によって違います。僕はゴマだれでしゃぶしゃぶを食べるのが好きなんです。作り手のこだわりもわかりますが、やっぱり客が食べたいように食べるのを咎めるのはおかしい話です。
「つっこみどころを残す」を応用すると?
「つっこみどころを残しておく」
ビジネスの話から少しそれた余談ですが、デートのことを思い出してみましょう。デートのときは、遅刻はNG。これは世の中の常識です。しかし、あえていいます。デートは遅れて行きましょう。「野呂は何をいっているんだ?失礼じゃないか!」と怒られそうですが、やはり遅刻しましょう。
なぜ遅刻するのか。それで謝ることができるからです。そう、デートは謝罪からスタートすることがとても大切です。といっても、大きく遅刻するのはNG。オススメは5分です。
もし先方から「遅れそう」という連絡が入ったら、さらに遅れましょう。相手が待ち合わせの場所についたときにあなたの姿がなかったら「まだ来てない。あーよかった!」と喜ぶはずです。
遅刻することで相手が喜ぶシチュエーションをつくることができるのです。そして「ごめんごめん、遅れて」と見計らって登場しましょう。「私も今、来たところだから」と、相手に言わせてあげましょう。安心した空気で、その後を楽しむことができます。先方に「私だけが遅刻したのではない」という空気を演出してあげることが何よりも大切です。ただ、言うまでもありませんが、もちろん、採用面接に遅刻は厳禁です。
仕事でも恋愛でも上下関係のなかで、理不尽に感じることもあるでしょう。気持ちはよくわかります。しかしそれでも仕事をお願いした人に合わせる。面接であれば、面接官の意見を素直に受け入れる。その意識を持てば、あなたの成果はもっと大きくなるはずです。だまされたと思って、やってみてください。
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