「いい人材が集まらない」企業が行いがちな採用法 「逸材を揃えたければ人任せにしない」が鉄則
採用のあり方は、社会の変化に合わせて常に変容します。では、この40年ほどで、求職者にとって「働くことや仕事の価値観」「仕事探しの方法」はどう変化してきたのでしょうか。
ターニングポイントになったのは、「インターネットの普及」です。それにいち早く適応したのが、これから企業活動の中心を担う20代半ばから40代前半にかけての「ミレニアル世代」です。彼らは1980年から1995年の間に生まれた世代と定義されます。「労働力調査」(総務省、2020年平均)によると、転職者の数が最も多い年齢は25歳から34歳で、彼らは転職市場のメイン層でもあります。
インターネットがもたらした変化
インターネット環境の整備が飛躍的に進んだ時代に育ち、情報リテラシーが優れている彼らにとって、ネットでの情報検索やSNSを利用したコミュニケーションは日常的なものです。
インターネットの登場後、ミレニアル世代を中心として求職者に起こった変化として、代表的なものは、「インターネット上の検索スキル」「SNSを活用した情報収集のスキル」「仕事に対する意識」の3つです。それぞれ少し細かく見ていきましょう。
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