「いい人材が集まらない」企業が行いがちな採用法 「逸材を揃えたければ人任せにしない」が鉄則
図表に示すように、実際にIndeedで行った「応募者の入社後の定着率」についての調査でも、「定着率は非常に高いと思う」「高いと思う」と回答した割合は、オウンドメディアリクルーティングを実践していない企業が21.4%に留まっているのに対して、実践企業では68.6%となっています。
求人情報サイトなどの求人媒体に情報を掲載する場合、当然ですが費用がかかります。常時キャリア採用を行うなどの採用戦略があったりする場合には、コストが膨らんでしまうものです。また、求人情報の掲載期間も限られます。希望する人材が集まらなければ、再掲載する必要も出てきます。その点、オウンドメディアリクルーティングならコストや掲載期間を気にせず求人情報を提供し続けることができます。
さらに、オウンドメディアリクルーティングは「今すぐに転職は考えていないけど、魅力的な募集があれば検討してみたい」という転職潜在層に対しても有効です。魅力的なコンテンツを追加していけば、転職潜在層との接点になりやすく、転職への意欲を高めることができます。
オウンドメディアリクルーティングによる採用活動は、オウンドメディアに蓄積されたデータを自社で保有することで、求職者についてさまざまな分析をすることができます。採用活動の効果測定はもちろん、次の施策の改善のために活かすこともできます。
また、作成したコンテンツも蓄積されていき、その分、求職者が検索してページを見つける窓口を増やすことになります。自社に蓄積されるデータやコンテンツは、まさに資産であり、増やし続けることができるのです。
オウンドメディアリクルーティングは、企業が自社メディアを使った情報発信をすることで、企業と求職者の双方にとって、採用においてよい影響を及ぼしています。この新たな採用手法は、社会が変化して求職者の価値観が多様化する中で、より必要性が高まっているといえるでしょう。
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