環境にも優しく使う「生理用品」との付き合い方 オーストラリア発の生理ブックから考える

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

短所は、あまりからだが大きくない人にとっては、股の間がごわごわとかさばってしまうこと。コンビニなどでふつうに売られていないので、ナチュラルなモノを売っているお店かオンラインショップで探してみましょう。

私は布ナプ(布ナプキンのこと)を使ってる。とても柔らかくて、たくさん吸収できるから。夜は、笑っちゃうほどすごく大きなサイズを使ってるから、後ろから漏れるってことはないな。出かけるときは、頻繁に替えたいから、初日だったら3枚、重たい日は4枚持って出かけてる。布ナプには小さなボタンがついてるから、折りたたんで布ナプ同士をボタンをとめていっしょにしてカバンの中に入れておくの。使い終わったものは小さく丸めておけばだいじょうぶ(エコバッグを小さくまとめるような感じで)。
家には使い終わった布ナプ専用のバケツがあって、ママが洗って外に干してくれる。完全に乾くには、太陽の下で1日〜2日くらいかかるかな。布ナプは、布オムツと同じで、水で洗って、乾燥機にはかけないこと。乾燥機にかけると、長く使えなくなっちゃうから。値段は1000円〜3000円くらいで、だいたい小さな会社がつくってる。布ナプってすごく自然な感じで、リアルにヒッピーみたいだから好き!
タンズ 13歳

月経カップは環境負荷を少なくできる

月経カップ

月経カップは、もっとも環境に配慮した生理用品です。なんといっても約10年間、使い続けられるからです。ナプキンやタンポンのように1日に何度も替えなくていいし、旅行に行くときや長時間の移動にもすごく便利だし、ゴミは一切出ません。

月経カップはほぼ漏れることはないし、臭うこともありません。短所があるとすれば、使いこなすのには、少し練習が必要ってこと!

月経カップは、生産過程や輸送に関しても、環境に負担をかけないことが知られています。それに、月経カップを毎日使ったとしても、使うのは、月経カップを洗うための少量の水と石鹸だけです。(月経カップについては本書54ページを参照してください)

次ページあえて選ぶ人もいる「フリーブリーディング」とは?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事