環境にも優しく使う「生理用品」との付き合い方 オーストラリア発の生理ブックから考える

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

プラスチックでできたアプリケーター付きのタンポンでは、1回に捨てるプラスチックの量がかなり増えます。なので、アプリケーター付きのタンポンを使う場合は、アプリケーターが紙でできているタンポンを使ってみましょう(ハッキリ言って、アプリケーターなしのタンポンより、ありのタンポンのほうが使いやすいってことはないです)。洗って何度も使えるゴム製のアプリケーターもオンラインショップなどで探せます。

ナプキン

ナプキンはプラスチックから作られているので、土で分解されるには500〜800年必要です。ナプキンの包装紙はもっと時間がかかるでしょう。世界中で毎月何万トンもの使い捨てナプキンが捨てられているのです!

でも怖がらないで。できるだけかんたんな包装のナプキンを探してみましょう。紙の箱に入って売られているナプキンなら、外箱はリサイクルに出せますね。

生理に慣れてきたら、軽い日はあまり使わないで済んだり、小さめナプキンやライナーだけでいけるようになるでしょう。それだって環境に配慮していることになります。

人気の吸水ショーツや布ナプキンは環境にもいい?

吸水ショーツ

吸水ショーツは最高です! 楽だし、繰り返し何度も使えます。それに、ちゃんと水と洗剤で洗って太陽のもとで乾かしていたら、何年も使えます。短所は、すごく多い日には使いにくいこと。吸水ショーツは、メーカーにもよりますが、たいていナプキン2枚〜4枚(タンポン2本〜4本)分を吸収します。多い日はナプキンやタンポンと組み合わせて使うといいです。もうすぐ生理になるかも、という日や、生理が軽くなってくる3日以降はオススメ!

布ナプキン

布ナプキンは環境に優しいので使う人が増えています。ゴミをまったく出さないからです。吸水ショーツと同じく水で洗うだけで何年も使えます。また、市販の使い捨てナプキンと違ってプラスチック成分が入ってないものが多いため、かゆくなったりすることが少なくて、肌の敏感な人にも選ばれています。

次ページ実は優秀?月経カップ
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事