チョコプラ熱唱｢これ絶対うまいやつCM｣人気の訳 中島みゆきを初起用した｢ボス｣も注目を集める

今期はサントリー食品インターナショナル 『ボス』をはじめ、コーヒー飲料のCMが活況となった。発売30周年を迎えたボスは「宇宙人ジョーンズ」シリーズのCMに、ジョーンズを地球に派遣した“宇宙大統領”役として中島みゆきを起用した。これまでに『地上の星』や『糸』『時代』など中島のさまざまな楽曲をCMソングに使用してきたが、彼女自身がボスのCMに登場するのは初となる。

CMの舞台は中島によって“働くこと”を禁じられた世界。彼女の『ヘッドライト・テールライト』が流れる中、街では人々がぼんやりと座り込み、ロケットのネジを手掛ける町工場では作業着姿の役所広司と杉咲花、神木隆之介、宇宙飛行士の野口聡一氏が暗い表情で過ごしている。

そして野口氏が作業を始めようとするも体に電気ショックが走り、「なんで働けないんだ！」と嘆く役所を見たジョーンズは意を決して中島のもとへ向かう。ラストはジョーンズが居眠りをする彼女から奪い取った“働くの停止スイッチ”を押し、『ファイト！』に切り替わったBGMとともに、人々が生き生きと働く様子を映した。

「働くこと」に関するコメントも多数

男子中高生や50歳以上の男女のポイントを伸ばし、本作は7位にランクイン。地球の人々が働く理由を知るために、中島が“働くの停止スイッチ”を押す前篇は38位に入った。モニターからは中島や野口氏といった豪華キャストの起用に関する感想のほか、「働かない世界にいると働きたくなるのか、ボスを飲みながら考えたい」「コロナでロックダウンしたときを思い出した。町や職場から人々が消え、不安になったが再び働くことができ、日常が戻った喜びに共感した」など、「働くこと」に関するコメントも多数寄せられた。

このほかコーヒー飲料のCMでは日本コカ・コーラ『ジョージア』、UCC『COLD BREW』のCMが23、24位に並んだ。ジョージアはBTSをキャラクター化したTinyTANを起用したCMを展開し、女子中高生や40代の主婦など、女性を中心に好スコアをマークした。COLD BREWは昨年に続き、池田エライザが出演するCMをオンエア。白と黒の衣装をそれぞれ身に着けたふたりの池田が「♪香るどブリュー」と繰り返す歌声に合わせてハンドダンスを披露する内容で、50代、20代の男性などから多く得票した。