アイス好きな人にたまらない「最新売れ筋TOP13」 イエナカでは小容量も人気、消費者心理の裏側
今年の「梅雨明け」は、当初6月下旬と発表された地域もあったが、その後の長雨で、7月下旬に修正された。とはいえ猛暑日を記録した日も多く、全国的に「暑い夏」だった。
商品の売れ行きはどうだったのだろうか。今回は、各地の小売店で気軽に買える「家庭用アイスクリーム」に焦点を当ててみた。
梅雨明け後の7月から9月は、1年でアイスが最も売れる時季でもある。主な人気アイスブランドの横顔を紹介し、巣ごもり消費の奥に潜む消費者心理も考えてみた。
アイス市場は「5200億円台」に伸びた
コロナ禍でも好調といわれる業界だが、まずは最新の市場規模から紹介しよう。
業界団体の日本アイスクリーム協会の調査では、家庭用アイスを中心にした2021年度のアイス市場は「5258億円」(メーカー出荷ベース)。同調査における過去最高を更新した。2017年度から5年連続で5100億円台だったが、さらに伸長したことになる。
同調査のアイス市場は、記録的な猛暑で需要が伸びた1994年度の「4296億円」がピークで、20年近くその数字を更新できなかったが、2013年度に4330億円で更新。以後は伸び続けて5000億円の大台を突破した。2021年度は、最盛期の8月が天候不順で数字を落としたが10月以降の下期で取り返した。以前より一段上の数値レベルに入り、人気は底堅い。
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