収入を10倍にした私が「ゴルフは絶対しない」ワケ 勉強時間を作るための自分なりのルール

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1つめ インプットしたことを整理する

予定が空いた日や、ゴールデンウィークやシルバーウィークなど長期の休みの「余暇」では、普段インプットした情報を整理する時間に使いましょう。

しかし、まとめてやろうとしてはだめです。おおよその情報収集は普段のスキマ時間に終えておき、余暇ではその知識を深掘りして、「まとめ」の時間に使います。つまり、余暇に入る前に、何に時間を使うのかの目星をつけておくことが大切になります。

「ゴルフをしません」とはっきり言う

2つめ ゴルフをやらない

ゴルフはあえてやりません。職場の関係性づくり、他社の人脈づくりにゴルフを勧められた経験はビジネスパーソンなら誰しもお持ちでしょう。これまで私は、「ゴルフやったことないんですよ。練習しますね」と言葉を濁していましたが、最近はあえて、「私はゴルフをしていません」とはっきり言うようにしています。

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ゴルフ自体が大好きで、趣味の一環でやられている方を否定するつもりはありませんが、私にとって休日は平日と同じくらい大切な時間です。情報収集を行ったり、平日の仕事のパフォーマンスを維持するトレーニングの時間に充てたり、突発的な案件が降ってきて平日に対応できなかった際のバッファ時間としても重宝しています。

人脈はもちろん大切です。しかし、「自分が社会から求められていることは何か」と胸に手を置いて考えてみてください。私であれば「複雑な金融の情報をわかりやすく解説する」ことです。マーケットが休んでいる土日のうちに情報を整理する作業は欠かせません。

それに対して、経営者は事情が違います。人脈やマネジメント能力が求められます。ゴルフがそれらの要素を満たすのであれば、やるべきでしょう。「経営者ではなく、専門家として生きる」と選択してから、「ゴルフはしません」とハッキリ言えるようになりました。こんな発言をしたら嫌われると思っていましたが、経営者やビジネスパーソンの方々には意外にも好意的なご意見をいただいています。 

大切なものは、人それぞれ違います。 勉強だけでなく、家族との時間や恋人との時間、趣味に充てる時間……。その領域を守りたいという思いは同じはずですから、自分の価値観を尊重すべきではないでしょうか。

馬渕 磨理子 日本金融経済研究所 代表理事、大阪公立大学 客員准教授

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Mariko Mabuchi

京都大学公共政策大学院 修士課程を修了。トレーダーとして法人のファンド運用を担う。その後、金融メディアのシニアアナリストを経て、現在は、一般社団法人日本金融経済研究所 代表理事として企業価値向上の研究を大学と共同研究している。イー・ギャランティ社外取締役。ファーストロジック社外取締役。国会 衆議院議員 財務金融委員会で参考人として意見陳述し、事業性融資の法案可決に寄与。フジテレビ「LiveNewsα」、読売テレビ「ウェークアップ」レギュラー出演中。著書に『馬渕磨理子の金融・経済ノート』(東急エージェンシー)など。

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