恋愛未経験40代御曹司「成婚できない」ヤバい理由 要求ばかりでついに見合いも組めなくなって…

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「食事をするときの食べ方が汚いんですよね」「すごく暗い女性で、話が合いません」「太りすぎてて、女性として見ることができません」

女性を見る目がなかなか厳しかった。そうこうしているうちに、4年が経ってしまった。これは、男性全般に見られる傾向なのだが、自分が4つ歳を取ったのに、女性の年齢は据え置きで上げようとしない。子どもが産める年齢の女性にばかり申し込みをかけ続けるから、段々とお見合いが組めなくなっていく。

とものりも然りで、30代半ばの女性にばかり申し込みをかけるので、活動4年目に入ったあたりから、受諾されることがほぼなくなっていった。

そんなときに、知り合いの仲人から私に連絡が入った。「あの農業関連の仕事をやっていらっしゃる男性、今どなたかとお付き合いしてますか? もししていなかったら、ウチの女性を推薦したいんだけれど」。

その女性とは、単身で日本にやってきてある技術を学び、その関連施設で働く、とものりよりも10歳年下の外国人だった。日本には15年以上住んでいるので、言葉にも不自由がなかった。

とものりに彼女のプロフィールを見せると、「外国の方は初めてですけど、お会いしてみます」という返事だった。

そして、お見合いが組まれ、その後、2人は交際に入った。定期的に進捗を尋ねると、「うまくやっています」とのことだったので、これまで女性へのダメ出しが多かった彼が、彼女とはうまくいくのではないかと、私は思っていた。

旧家を重んじる時代錯誤なプライド

ところが、交際から3カ月経った頃に、「交際終了にしてください」と連絡が来た。終了理由を聞くと、「やっぱり外国の方は文化が違うし、性格が合わないと思いました」と言う。

自分から交際終了を出したのに、とても気落ちしている様子だったので、時間を取って面談をすることにした。すると、最初は口ごもっていたのだが、時間の経過とともに今回の交際終了の本当の理由を明かし始めた。

「実は今までお見合いした中で、一番いいなと思った女性でした」

そうして結婚を真剣に考えるようになり、父親に「今、結婚を考えている女性がいる」と伝え、その女性の話をした。すると、父親は烈火のごとく怒り出した。「外国人だと? ウチは生粋の日本人家系なのだから、外国人との結婚なんて許さないぞ」。

そう言われるのは覚悟のうえだった。ただここでひるみたくなかったので、彼女は日本に来て、専門技術を学んだ努力家であること。その仕事についてしっかりとした収入を得て、自立していること。15年以上滞在しているから、日本語が上手なこと。そして、彼女自身が日本が大好きだし、性格も穏やかで優しい。日本人よりも日本人らしい心を持った人だというのを伝えた。

粘り強く説得していこうと思っていたが、父親はまったく聞く耳を持ない。話せば話すほど、頑固になって反対した。さらに、父親の弟をはじめ、親戚筋までも家にやってきて、結婚に反対をし出した。

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