19年ぶり新作「メトロイド」大成功した納得の中身 全世界290万本の大ヒット、初心者でも楽しめる

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『メトロイド ドレッド』は、任天堂とスペインのゲーム開発会社「マーキュリースチーム」が制作した探索型アクションゲームです。2022年3月末時点で全世界290万本を売り上げており、評論家やユーザーからも高く評価されています。

本作の主人公は銀河最強のバウンティハンター「サムス・アラン」。彼女は擬態生物「X」の調査を行うため、パワードスーツを身にまとい未踏の惑星を探索し、戦いを繰り広げていきます。

探索型アクションという名のとおり、広いマップをあちこち探し回りながら進めていくゲームです。行き止まりがあったとしても、別の場所で新たな能力を見つけることによって道が切り開けるようになっていきます。

「メドロイド ドレッド」の画面1
「メトロイド ドレッド」のプレー画面(画像は任天堂公式サイトより)

新作はかなりアクション寄りに

従来の『メトロイド』シリーズは探索に重きが置かれていたのですが、『メトロイド ドレッド』はかなりアクション寄りになっています。移動速度も速いですし、スライディングのおかげで障害物を避けるのもスムーズ。基本的にはショットで敵を倒すのですが、近接攻撃もできるのでうまくなれば立ち止まらずに行動できます。

また、迷いにくいのもポイント。この手のゲームはマップが複雑であるがゆえに行き先がわかりづらく、投げ出してしまうプレイヤーも少なくありません。しかし本作は誘導がとにかく丁寧。あからさまなヒントはないのに、行くべき場所を理解しやすいという作りになっています。

「アクションが快適になって迷いにくくなったら、もはや簡単すぎるのでは?」と思うかもしれません。そこに立ちはだかるのが「E.M.M.I.」というロボット。E.M.M.I.はもともと調査用として作られたはずなのですが、この惑星ではなぜか殺人ロボットと化しているのです。

銀河最強のサムスといえど、E.M.M.I.と正面から戦っては勝てません。基本的には追いつかれると即死なので、ひたすらに逃げることになるでしょう。特定の施設を破壊するとE.M.M.I.を倒せるようになるのですが、それでもミスをすれば即死なので緊張感はなかなかのもの。ゲームを単調にしないスパイスとなっています。

「メドロイド ドレッド」の画面2
E.M.M.I.(左)と戦うサムス(右)(画像は任天堂公式サイトより)
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