永野芽郁、「うるせぇ、クソが」とぼやく役を演じて 「マイ・ブロークン・マリコ」で見せた新境地

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(撮影:長田慶)

日々、体の芯が熱くなるのを感じながら、全身全霊で臨んだという今作品。公開して多くの方に見られることを想像してみると、

「緊張して、気を張った落ち着かない日になりそう(笑)。『みんなの感想を聞きたいけど聞きたくない、どうしよう』って胃がキリキリしてるかもしれませんね。こんな気持ちは、ほとんどない経験です。でも、いい言葉も耳が痛い意見も、その言葉で一喜一憂するんですけど、必ず今後に生かすことができます」

具体的にどんな人に届いてほしいのか。理想を語るとしたら、“疲れている人”に見てほしいという。

「社会や人間関係にも、やっぱり疲れるじゃないですか。『普通に生活してるだけで私すごいな、よくやってるな』っていつも自分に思ってるんです(笑)。

誰しも疲れて「もう嫌だな」「家から出たくないな」と思う日が絶対あって。そういう人たちの、心の奥底でモヤモヤ、マイナスなエネルギーが、この映画を見ることでプラスに働く部分があるんじゃないかなと。思いがけない、納得がいかないことがあっても、この世界で強く生きていかないといけないと、背中を押せるような気がします」

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